ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

よくわかる 強迫性障害―小さなことが気になって、やめられないあなたへ 有園 正俊(著), 上島 国利(監修)

私はOCDだ。なぜか日本ではADHDやらASやらEDやら英略語で言うのが流行りらしい。それらの単語で言うことで「障害」や「症候群」と言った言葉を和らげているつもりなのだろうか。略語を使うことでそれらの理解を妨げ、軽く扱っているようにしか私は思えない。

OCDは強迫性障害の英略語だ。「強迫」は「脅迫」と違い、更に刑事と民事の違いのようなものではない。人を脅すことが趣味になるような障害ではない。「強迫観念」と「強迫行為」と言う言葉には違いないが、自分自身に対してそれらが繰り返し訪れ、自分自身を脅迫の渦へと誘ってしまう障害だ。イヤ、Disorderだ。Disorderを障害と訳した馬鹿は是非とも反省して欲しい。

私自身は前にも書いたようにADDと過去に診察されている。そしてご多分に折れずOCDも併発している。更にはまだ書かないが他にもDがある。Dの意志。Disorderだ。OCDについても今後記事にしようと思う。

そんなこんなで、OCDの説明を他にする必要があったので、論文レベルの話ではなく、簡単に説明できるように言葉を選べるようにいくつかの強迫性障害についての書籍を読んだ。計4冊読んだので立て続けに記事にする。今後も読む冊数は増えるかと思う。


そして最初に読んだのが本書だ。ここまでで字数を稼いでいるように本書の感想は特に無い。他の書籍についてもあまりないが本書には特に無い。

本書はOCDについてかなり大まかに説明しており、さらには治療や治療方法についても名前だけ紹介しているレベルの書籍になる。

例えばADHDについても併発することが多いと書かれているだけでその理由については書かれていない。単に単語だけ載せていると言っていいレベルだろう。

本書を読むなら次に続く書籍を読んだほうがいい。そう思わせてくれる書籍としてはいいだろう。一番単純で簡単に読める書籍だ。


OCDの方は本を読むことが苦手な方もいる。もちろん私もそうだ。そういった方は本書なら文字数も少ないので読みやすいかと思う。