ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

私が書いている文章

先日に「使われない万年筆」を書いた際にコメントを頂いた。

いつも楽しく拝見してます。
もの凄い量の情報を書き出してるようですが
どうやって整理をしているのでしょうか?
1日に400文字も書けない身としては
整理術を教わりたいです。

私のブログのアクセスなど日に1や2などと想像ができるので数少ない偉大なる読者様からのコメントだ。それを無碍にすることなど出来ない。

いつも楽しく読んでいるというのは突っ込むことはやめておくが、その続きの文章が非常に気になった。

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)


気になったワードは「凄い量」、「情報」、「整理」、「400字も書けない」、「整理術」というものだ。

一つづつ私に当てはめて書いていこう。私のブログに頂いたコメントなので私に当てはめて答えて間違いはないはずだ。それがどのような結果になろうとも理解していただけると期待したい。


まず、「凄い量」と言うほどのものではない。400字を50枚としてもたかだか2万文字だ。例えば新書は200ページで13万文字程度で、1ページは大体600字強になる。ということは、新書に換算するとたかだか30ページのものになる。しかも私が書いている物に統一性はなく、バラバラなの内容を思いつくがままに書き綴っているだけになる。


そしてそのようなものを書いているだけなので、「情報」と言うのを書き出しているわけではない。ただの感想や考えを書き出しているに過ぎない。

ここまでで連続で何件か記事を投稿したが、これは私が今までに書いていたものをブログに書き写したものになる。紙にして20枚強であるが、ブログに書き起こすと非常に時間がかかった。タイプが遅いとは思っていないが4時間近くかかってしまった。

これらの記事のような内容を単に書いているだけだ。自分の頭で考えたことはその考えたままでは一貫性が無いために文章として書き出し、一つのあらすじとしてまとめるのが目的になる。書きだした時点でそれは目的を達成している。稀にブログに書き起こすこともあるが、これほど時間がかかるものだとは思っていなかった。正直もうやらないかもしれない。しんどい。

このような考え以外にも自分が考えた物事の設計や仕組みを書くこともある。本当にただ単に自分で考えたことを、思考を整理するために書き出すだけになる。実際に書いてみればその矛盾にも気がつけることがあるし、書いているうちにドンドンと考えが思い浮かぶこともある。書くことは自分の思考を整理する上で非常に大事なことだと思っている。


だからここまでに書いたような「整理」と言うものはしていない。書いたものはそれ以上は必要ないので捨てるのが主だ。書いてからしばらくは手元においているが、大半の物はしばらくして邪魔になれば捨てる。今までに数千枚や数万枚の物を書いてきているだろうが、それらの99%は既に手元にない。捨てている。今現在も、ブログに書き写すのが大変なものや読みづらかったものは捨てた。

そして、将来的にも使いそうなものや、いい設計や仕組みが出来たと思うものは将来参照できるように保存しておく。それもジャンル別に分けたりファイリングしたりするわけではなく、四つ折りにして普段使っているB6ノートに貼り付けるだけだ。特に整理というものはしない。捨てることが整理といえばいいだろうか。そして、捨てたものは思い出すこともなく忘れていく。たまにこの書きだすことに意味があるのかと思うくらいに無駄な作業かもしれない。


そしてこれらの内容がコメントされた方の望む考えであったかはわからないが、そのようなことであればいくらでも書ける。いくらでもというのはいいすぎになるが、今現在でも文章に書きたいと思っていることは数百ある。書きたいと思ったことは情報カードにメモしているので、その数が今でも200枚程度ある。

先に「書くこと」や「読書感想文の書き方」で文章について書くことについて触れたが、「400字」書く内容としてどのようなものを希望しているかはわからないが文章を書くとはそれほど簡単なことだ。

作家のように商業的に使える文章と言うと私も書けないのでわからないが、私程度の文章であればその方法で書けばいくらでも書ける。現にこの記事もとっくに400字を超えているだろう。コメントいただいた文章も100字近いので、その4倍を書くと考えると400文字がどれほど短いかわかっていただけるだろう。

私のように自分の考えではなく、フィクションのように作文することは難しいかと思うが考えであれば単純だ。私は今までフィクションを書いたことはない。挑戦してみようかな。


そして最後に「整理術」となるが、基本的に1日400字しか書かないとすると、そのすべてを保存するとしても1年で高々400枚だ。そのすべてを保存しておきたいにしても、その程度の枚数であれば1年分を千枚通しで穴を開けて紐で閉じておくので十分だろう。

私は基本的に物を保存しないので整理というものをしない。不要になれば捨てるだけだ。例えば文房具なんかでも1年分程度を買いだめするので、最初は邪魔だが後は減っていく一方だ。整理などする必要はなく、文房具を保存しておく箱一つに突っ込んでおくだけでいい。ただ、ノートが百冊、付箋が何箱、情報カードが数十束などとかなり嵩張るので半年程度のストックでもいいかもしれない。

ノートについては別日に買っているが、付箋などは「今年の文房具」にまとめ買いしている記事を書いている。バラバラに買うのであれば整理が必要になるが、一気に買えば保存しておくだけでいいので楽だ。そして同じものを多量に買えば形も一緒なので箱に入れておくのもかさばらない。

ペン立てなんかもコップ一つにさせる文量が自分の使う文量なので、それ以上に揃えることも増やすこともない。新しいものを買うのであれば古いものが使えないということなので古いものを捨てれば入れ替えになる、新しいものを貰ったとすれば、それを誰かに上げるか古いものを誰かに上げるかすればいい。ボールペンのような消耗品でも、軸がいいものであれば喜ばれるはずだ。

基本的に自分で書いた文章も同じ考えで、新しい考えを書いたら古いものはいらなくなる。なので古いもの捨てるという考えがベースになる。使わないもの(情報)を保存しておくということは、保存コストがかかり、更にそれを保存しておくことで探す際に時間がかかってしまう。ということは邪魔になるまえに捨てることが最良だ。

捨てるかどうかの基準は、必要だとおもえばノートに貼り付けておき、悩んだものは捨てる。悩むということは捨ててもいいということだ。

私はこの考えを情報でも、ものでも、考えでも当てはめる。「物」とは質量があるなし関係なく、PCの中のファイルもこれに該当する。だからこそ現在でも40GBのHDDでも容量が有り余っている。テキストはどれだけ入力してもGを超えることは決して無い。


まぁだいたいこのようなものになる。およそ希望したコメントの返事とは違うかと思うが、私の考えを書かせていただいた。


私が紙に書いたことを誰かテキストに起こしてくれないかな。まぁ無理か。以前に業者に頼もうと思ったことがあるが、私の字は素人さんが識別できるような文字ではない。先に書いたように読解に非常に時間がかかり、読解できない部分も多々ある。自分で書いた文字が自分で読めないとはなかなか渋い。書いているそばから暗号化しているようなものだ。

そういえばブログを運用するだけの利益を広告で稼ごうと思っていたがトントンくらいにしかならなかったな。それ程に私の文章は需要のないものなのだろう。まぁいい、好きなことを好きなように書いているだけなのだから。