ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ここが一番面白い! 生命と宇宙の話 長沼 毅(著)

宇宙と聞いて身近に感じる人は居ないだろう。そして宇宙について知識をもつ人も少ないだろう。

そんな身近でないものなら自ら調べよう、勉強しようと思う方が少ないのも当然だ。

だが宇宙はおもしろい。宇宙や科学の知識がない人間に「宇宙人はいる」や「タイムマシンは作れる」と言うとおかしな人間と思われるかもしれないが、宇宙「人」と言うのはまだ発見されていないが、宇宙「生物」はすでに発見、予測されており、宇宙人がいることもほぼ確実とされている。だからこそ世界中の科学機関が我先にとそれらの宇宙人とコンタクトを取るべく日夜研究し、莫大な予算をつぎ込んでいる。

そして何よりも、火星への移住計画はすでに開始されており、火星への片道切符の搭乗員は現在も募集されている。

ここが一番面白い! 生命と宇宙の話

ここが一番面白い! 生命と宇宙の話


これらはSFではなく現実だ。1980年台なら笑い話であったかもしれないが、それらは既に技術的に可能となっており、すでにそれを実現すべくプロジェクトが始まっているのだ。

私がこれらの話をすると「馬鹿げている」と言う返事が返ってくることがあるが、実際の科学を理解していないのはそれらの人たちだ。


古くはガリレオが「それでも地球は回っている」と地動説を唱えて馬鹿にされて殺された。それと同じことだ。あなた方の凝り固まった固定概念が現実を見ようとはしていないのだ。是非とも本書やその他の科学誌を読み、その現実をきちんと理解して欲しい。

例えばこの例の「地動説」についても、私が「太陽が地球の周りを回っている」と言えば馬鹿にするのと同じだ。馬鹿にはするものの、それを証明し説明することは出来るのだろうか。

「地動説」が正しいというのであれば、是非ともその説明をあなたの口から聞きたい。私はそれを反証する意見を出すので、その反証を更に反証して地動説を証明して欲しい。それが出来ない人間が天動説を馬鹿にするというのが馬鹿げたことだ。

説明の出来ない人は結局、人の話を聞くままにそれを信じ、それを根拠に人を馬鹿にしているだけだ。

自分も理解できない、わからない理由によって、人を非難することがどれだけ馬鹿らしいことかは簡単に理解できるだろう。

科学というのは、その説明(証明)がされればそれが事実となり以後の思考に採用されるという分野だ。自分の考えや知識を根拠もなく信じるというのは宗教だ。


あなたは科学的な発想をしているのではなく、疑似科学教にハマっているということを理解して欲しい。これはカール・ポパー反証可能性そのものだ。


原発放射能、領土問題について非難や意見をしている方々もこれと全く同じだ。


正しい知識を持ち、正しい発想をし、但し意見をして欲しい。