ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

解雇通告で泥沼化

まぁ、こんなことをいきなり書くべきじゃないかもしれないですけれども、先週中旬から今週の初旬まで父方の祖父の四十九日法要の為に大阪に帰省していました。

そしてその間に弊社(解雇扱いになっているかもしれないので、前所属会社かもしれません)の社長から解雇通告のメールが届きました。解雇通告がメールです。先日「LINEで退職を上司に伝えた新入社員」が話題になっていましたがそれくらい衝撃でした。日本のニュースも遠い世界に感じていましたが、この日本で起こっているという事は身近でも起きるものなんですね。身近というか自分の身にも。

今まで解雇通告というものを受けとったことが無いので解雇通告はメールで届くのが標準なのかどうなのかはわかりません。ただ、受信して読んだメールが解雇通告だったという事には驚かずにはいられませんが。

前の会社解散の経緯を読んで頂いた方からすれば、会社解散前に社員解雇は当然かと思われるかもしれませんが、このメールに驚いた経緯を書こうと思います。

毎日流れをかければよかったのですが、上に書いている通り四十九日法要で実家に帰っていたため更新が出来ていませんでした。

解散宣言から本日までの流れ

自分の備忘録のためにもメールでのやり取りを確認しつつ日時は正確に書いています。

7月12日 解散宣言

先の記事の通り、解散宣言があったのが先々週末の7月12日の昼過ぎです。その会社解散宣言の打ち合わせの中では記事に書いた通り「なら、一応今入っている仕事で売り上げを考えよう」と言うことが決まりました。ですがそのスケジュールの打ち合わせをしようとすると、O社長は用事あるから帰るという事で7月16日火曜日迄に「今入っている仕事」のスケジュールとその仕事の作業内容を送ってもらうようにお願いしました。

7月16日 スケジュールの連絡なし

平常通りお願いしていたスケジュールと作業内容のメールは届きませんでした。この日に6月末よりお願いしていた別の業務に関するメールは届いたのですが、その内容は全く見当違いのメールで合ったため、その返信として「この内容では作業が出来ない」と返信しました。

7月17日 全ての作業をほうり投げ

前日に送ったメールの内容の返信として「作業中止」の連絡。わけがわかりません。先の記事には細かく書いてはいなかったのですが、会社解散の打ち合わせでサイト制作などの作業は全て外注するという決定になっていました。そして、外注できない作業のみ「今入っている作業」としてスケジュールを連絡もらうようにしていたのですが、それが中止です。ホント理由がわかりません。解散が2月末と決定しているのに、これで自分の全ての作業がなくなりました。理由の記載もありません。

理由を確認しても回答をもらえるとは思えないので、一応理由を尋ねる内容は書きつつ「作業がないなら解散前に退職させてもらいたいので、他に入っている作業のスケジュールを教えて欲しい」とメールしました。いろいろな疑問点があったためかなり長文のメールをかきましたが、主題は「退職の為のスケジュール」の部分です。

そして、翌日(7月18日)より四十九日法要のために帰省するので返信を7月23日までに欲しいと期日を設定してメールしておきました。その間も連絡を取れるように会社貸与の携帯電話でメールは受信できるようにしておきました。

7月18日 お客さんのシステムエラー

大阪についた途端、デザイナよりメールが届きました。退職とは関係ないメールですが「お客さんのシステムでエラーが出ている」との連絡。このシステムは私が制作した簡単なシステムなのですが、以前にもエラーが出たことがあり、サーバ環境が変わったために出るエラーのようで、それにどのように対応するかは4月からO社長に確認していましたが、未だにその返事を貰えていません。このエラーは同サーバにある他のWebサイトにも影響を与える可能性があると何度も確認しているにも関わらず回答はありません。

普段ならノートPCを大阪に持って行っているので大阪でも作業ができるのですが、今回に限って他に荷物が多くノートPCを持っていませんでした。ですので、この内容をO社長への報告と共に、4月のエラーと同じ原因である可能性がある旨、その対応が月曜日までできない旨をメールし、月曜日までにどう対応するか考えて連絡が欲しいとメールしておきました。

このような緊急性のあるものをメールで連絡するというのがおかしいと思われるかもしれませんが、先のエントリの通りO社長が電話に出ることはありません。ですのでメールで状況報告からどのような内容を検討して返信して欲しいかという内容を記述したメールを送る以外に返事をもらう方法がないのです。

7月19日 解雇通告

夕方頃にO社長よりメールが届いていました。確認できたのは夜なのですが、送信は夕方の時間でした。私はてっきりお客さんのエラーに対する対応の連絡が来たと思ったのですが違いました。たしかにO社長に対応の確認をしてもその返事は1週間程度後か返事が来ないかのどちらかなので翌日に返事が珍しいと思ったのですが、やはり違いました。

内容としては先から触れている解雇通告です。正直怒りがこみ上げました。

私は7月17日のメールで自主退職をすると連絡をしました。それも、お客さんの作業があれば対応しなければならないので、そのスケジュールを確認して問題がない時期を考えようと思っていたのです。ですが、その内容を無視した一方的な解雇通告です。まぁ、解雇通告は一方的なものかと思いますが・・。

メールの内容は7月22日からは会社に来なくていいというものです。給与も今月分しか出ません。

あまりにも一方的で急な連絡であった為、デザイナはどうなっているのかと思いデザイナに電話してみると、デザイナは解雇については全く連絡を受けていないようです。ですが、当日にO社長が珍しく出社し私の退職のことについてデザイナと打ち合わせしていたようです。デザイナと共謀です。悲しいです。ですが、お客さんのことを考えると一人は社員がいなければ対応ができないので仕方が無いことかもしれません。O社長は会社に来ないので対応しようが無いです。

とにかく携帯電話からはメールする気力も無いですし、祖父の法要のこともありメールは長崎に帰ってから返事をするようにしました。それまでに金銭的なことも考えなければなりません。

7月22日 デザイナも巻き込まれた

長崎についたらデザイナからメールが届いていました。デザイナがO社長に解散のことについて尋ねたら自主退職を促されたようです。ただ、対応が違います。私は解雇通告を予告もなく送りつけられましたが、デザイナは自主退職を促されているだけです。しかも解散まで猶予があるようで、最大で来年の2月末までの雇用が保証されるようです。この対応の違いがO社長に文句を言ったか言ってないかの違いでしょうか。ただし、私から質問した解散が2月末の理由は聞いていないようです。

そして夜に事務所に行き解雇通告についてO社長に返信。O社長とこれ以上やりとりしても仕方がないと思ったので、「O社長からの通告は全て受け入れる。なので、その通告の手続き方法を教えて欲しい。」と言う内容と、雇っていただけたことへの感謝、そして、このメールの返事だけは確実に欲しいという事。返事がもらえなければ手続きが何もできないのでこれだけは守ってもらえないと困ります。期日を長くしておかなければ返事をもらえる可能性が少ないので、1週間余裕を見て来週火曜日(7月30日)までに返事を確実に欲しい、その期日の返事が難しければ電話で連絡を欲しいという連絡にしておきました。不可連絡が電話なのは、本日より会社に来なくていいと言われているのでメールを確認できなくなるためです。事務所の私物も全て撤去しました。

7月23日 なんの連絡もなし

前日に送った手続きについての返信は当たり前に返事が来ておりませんが、7月18日にメールしたお客さんのシステムのエラー対応についても返事がありません。O社長はプログラミングどころかHTMLやCSSも書けませんし、デザイナはそれよりも出来ないため私が対応するしか無いのに連絡がありません。現在もエラーは継続中です。

また、今月中に制作しなければならないWebサイトもO社長が制作するという事でしたが全く制作している様子がありません。そのWebサイトは外部サービスを使うのですが、3月から何度も延期になりかなりご迷惑をおかけしている状態で7月に確実決定と連絡をしているのでそれに対しても対応しなければなりません。

以前から感じていましたが、お客さんのことも全く考えていないようです。

さすがに明日連絡がなければ明後日に修正を行わなければならなさそうです。O社長からの連絡がないため、私で勝手に判断して対応するしかありません。今までなら催促し続けて許可を待っていましたが、解雇されることですしお客さんのエラーを勝手に修正したところでもうこれ以上どうなることもありません。


という感じです。本当に解雇通告には驚きましたが、それ以上に金銭的なことをすぐに考えなければなりません。

給与が12万円であったことや、会社で使う機材の購入申請をしても何ヶ月も返事を待たなければならなかったため自費で購入していたことで貯金は数万円もありません。1ヶ月で家賃が払えなくなります。本当に悩みどころです。


この記事を記入している途中で何故これまでの退職エントリを書いているのか疑問に思いましたが、自分の心の整理というのもありそうです。これからも何度か書くかもしれませんがお付き合い下さいませ。