ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

会社解散撤回宣言から解散に転じる

もう疲れた。ほんとに疲れた。だがここで妥協するわけにも行かないので最後まで自分の考えをぶつける以外にない。

今まで何度もO社長の発言がひっくり返ることは伝えてきたが、今回は会社解散の宣言すらもひっくり返った。O社長がそのまま会社を継続するらしい。それに対して意味がわからない旨を伝えたら、「社名変更の上継続」と変更になった。社名が変わろうが変わるまいが「継続」することが問題であって社名はどうだっていい。

私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日

私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日


本当に理由がわからない。O社長自身の考えであれば二転三転したところで心境の変化もあるかと理解できる部分もあるのだが、会社解散は昨年末の会議で「売上目標を達成出来なかった際の行動」として全社員で決定した内容になり、それが達成出来なかった以上履行しなければならない。全社員の決定と言っても、O社長から「目標金額が達成できなければ解散」という話があり、全社員がそれに同意したに過ぎない。言いだしたのはO社長である。

そして会社解散のために解雇ということで連絡をしてきたのもO社長であり、売上目標達成期間の満了前に「達成できないと判断」したのもO社長である。それにも関わらず解散までの手続きを確認すると、その返事に「会社継続」という内容が含まれていた。もちろん口頭ではなくメールで送られてきた。

現在の会社に雇っていただいている以上、席を置いている間はなんとか会社のために最後まで売上の努力をしようと思ってきたが、これを聞いた途端には本当にやる気が無くなった。先日から安田佳生さんの書籍を読んでいるが、経営者や上司の行動や考えは会社にとって重要という事を身を持って理解できている。


そして、「会社解散撤回は理解できない。解散を履行頂くか、その考えになった理由を説明いただかなければ解雇手続きに応じるつもりはない。」という返事を送信すると、「じゃあ解散します。」という返事が送られてきた。どんな考えで会社を経営しているのかがどんどんわからなくなってくる。

たしかにそのメールを送った時点で「会社解散」に変更になる可能性は想定できた。なんてったって、今までに何かの決定項目を連絡いただいたとしても、「そう決定した理由」を確認すると100%その内容は撤回となった。とにかく、自分が発言した内容の説明をしようとしないのだ。説明するくらいなら「決定」を撤回する方がいいらしい。O社長が事務所にいる際に「決定」に至った経緯を確認すると、「なんとなくそう思った」と言うようなお話しか聞けず、「詳しくはメールする」と言う事で答えて頂けない。結局メールで説明されることは無く、決定が撤回される。それを利用したわけではないが、「会社継続の理由確認」をした時点でそれが撤回されることが想定できたのだ。


このような感じでどんどん意味がわからなくなってきているのだが、とにかく契約している労務士の方に退職手続きを進めて頂けることになった。これで退職手続きと、会社解散の手続きをすすめることが出来るとかと思う。今週中旬に労務士の方と手続きをする予定となっている。


O社長は会社設立前に「会社内の情報は世間にオープンにする」という事を言われており、その為に社長ブログをやるという事だったが結局書かれることはなかった。私の入社から半年以上が過ぎた頃に、「ブログは私が書いてもいいがO社長は書かないのか」と確認すると「内部のことは自由に書いてもいいが、社長ブログは自分がする」と言う返事であった。そして、ブログを用意したのだが結局書かれることはなく現在に至る。

この「内部のことは自由に書いていい」と言う内容からこのブログにも退職エントリを細かく書いているのだが、この考えも二転三転するかと思い、会社名やO社長の個人名は伏せている。会社の継続を考えていたという事はまた別の会社を設立するのかもしれないが、その際にはこのブログをO社長に見せようと思う。そうすれば自分が気を付けなければいけない点をわかってもらえるかもしれない。

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Q&A 会社解散・清算の実務: ―税務・会計・法務・労務

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