ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

SC-02Cにカスタムファームウェアを導入(Android 4.2)

会社解散に伴いiMac等いろいろな機材を会社から買い取ったわけだけど、その買取機材の中にSC-02Cも含まれている。

スマートフォンは不便なので使わないのだが、PDA代わりに使うのにはいいとSC-02CにDTI SIMを挿入して使っている。SC-02C単体では不便はないのだが、Nexus7にてAndroid4.2を利用していたのでそれにくらべると少々機能不足に感じられてしまう。また、SC-02CはキャリアやSamsungがデフォルトでインストールしているアプリケーションが非常にうざいのだが、これらを削除することができないためその点で無駄な処理が増えメモリや処理を圧迫してしまっている。

SC-02CがAndroid4.2にアップデートされればいいのだが、SC-02CはAndroid 4.0より上位に更新されないことが、Android(TM)4.1、Android(TM)4.2へのバージョンアップ予定製品についてにて発表されたので、Android4.2には公式にアップデートされることはない。
たしかにSC-02Cは2011年6月の発売で2年以上前の機種となり2.3から4.0にアップデートされただけでもありがたいのに、そこからさらに4.2へのアップデートを望むのは都合がよすぎるかもしれない。キャリアからすればアップデートを行なってもほとんど利益が無いので、Appleのように古い機種にまでアップデートを提供するメリットはない。

GALAXY S II SC-02C docomo [Noble Black]

GALAXY S II SC-02C docomo [Noble Black]


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ということで、公式にはAndroid 4.2へのアップデートはないが、欲しい機能がAndroid 4.2以降にしか無いのでカスタムファームウェアを導入してAndoroid 4.2にアップデートすることにした。カスタムファームウェアはどこの馬の骨かわからない人間が、どこで何を食べながら作っているかわからないものない。完全に信用できるというものではないが、Samsungのデフォルトアプリケーションも同様に信用できるわけではないし、プログラマ仲間としてそこは信用することにする。
ちなみにSC-02Cは優先度は低いもののFirefoxOSもサポートしているので、余っているのならそちらを焼いてもいいかもしれない。

決まり文句だが、以下の作業を行うと最悪起動しなくなるし、カスタムファームウェアは他の危険性もあるのでそれらを理解した上で導入して欲しい。また、カスタムファームウェアは国際モデルをベースとしたファームウェアになるため、日本モデル独自機能のワンセグは使えなくなる。私からすればワンセグを見れるとNHKと契約しなければならないのでそれも丁度良くカスタムファームウェアを導入することにした。純正ファームウェアを入れている人はNHKと契約しなければいけないよ。

カスタムファームウェア導入の手順

以下はWindowsXPにてカスタムファームウェアを導入するための手順になる。

導入の準備

以下には7zipのファイルがあるので、アーカイバをインストールされていない方は7-Zipのサイトからダウンロードしてインストールしておく。

カスタムファームウェアのダウンロード

[ROM][JB 4.2.2][AOKP/CM10.1/PA] ReVolt JB I9100 [Ver.4.4][01/07][Hybrid+AROMA+PIE]からカスタムファームウェアをダウンロードする。

ダウンロードリンクはわかりづらいかもしれないが、ページ中頃の「Download Links」という文字列の下にある「Stable Builds」リンクから「ReVolt-JB-4.4-i9100.zip」をダウンロードする。(これが現在時点の最新)

カスタムファームウェアを端末にコピー

ダウンロードしたカスタムファームウェアを端末(SDカードではなく本体)にコピーしておく。ファイルはリカバリ時に選択をするため、ルートに近いわかりやすい箇所にコピーしておく。

Odinをダウンロード

Default [ODIN] ODIN3 v.1.85 11/27からOdin3をダウンロードする。URLっぽくなっているリンクではなく、「Mirror」となっているリンクからダウンロードできる。ダウンロードし展開しておく。

CWMのダウンロード

CWMのダウンロードページから、自分の環境にあったCWMをダウンロードしておく。Android 4.0にアップグレードしている方は「Android 4.0.x Ice Cream Sandwitch」の「純正系ROM向け」からV2.2.8を、Android 2.3のままの方は「Android 2.3.x Gingerbread」の「純正ROM向け」から1.5.10をダウンロードして展開しておく。

導入

端末のドライバをインストール

今までPCにSC-02Cを接続したことのない方は、WindowsとSC-02Cをつなぐためのドライバをインストールしていないかと思う。そういった方はドライバのインストールを先にしておく。
既にドライバのインストールをされている方は次の項目へ。必要なのはドライバのみで、Samsung Kiesは不要。(むしろKiesは邪魔になるかもしれない)

ドライバはGALAXY SII SC-02Cページからダウンロードしインストールしておく。

端末をダウンロードモードで起動

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端末の電源を切り、「ボリュームダウン+ホーム+電源」ボタンの長押しで電源を入れる。そうすると端末がダウンロードモードで起動される。起動後、ダウンロードモードでの起動を継続するかキャンセルするかの選択肢が表示されるので、「ボリュームアップ」ボタンでコンテニューする。

USBにて接続する

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ダウンロードモードで起動できたら端末とPCをUSBで接続する。接続しても特に端末の表示は変わらない。

Odin3を起動する

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起動すると、画像のようにCOMエリアの左が「0:[COM8]」のように黄色くなっているはず(COM8の数字の部分は環境次第)。ここで何も表示されない場合や、USB接続をするとドライバのインストールを求められる方はドライバのインストールができていない可能性がある。上の「端末のドライバをインストール」を参考にドライバをインストールして下さい。
Odin3起動後、COM表示までにしばらく時間がかかる場合があるので、その場合は起動後しばらく放置してみる。

問題なくCOMが表示された場合は、右下の「Files」エリアの「PDA」から展開したCWMファイルを選択する。選択後「Start」をクリックし、書き込みが終わると自動的に再起動される。
左下のメッセージエリアには書き込みのログが表示され、最終行に「Removed!!」と表示されるはず。

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リカバリモードで起動

CWMの書き込みが完了すると自動的に端末が再起動されAndoroidが通常起動されるが、そのまま電源を切り、Recoveryモードで起動させる必要がある。
電源を切ってから、「ボリュームアップ+ホーム+電源」ボタンの長押しで起動させる。

カスタムファームウェアの焼きこみ

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ここからカスタムファームウェアを端末に実際に書き込む作業に入る。ボリュームのアップ、ダウン、ホームボタンで操作が行えるので、以下の手順で進める。

wipe data/factory reset

Yes -- delete all user data

wipe cache partition

Yes -- Wipe Cache

advanced -> Wipe Dalvik Cache

YES -- Wipe Dalvik Cache

advanced -> Wipe Battery Stats

YES -- Wipe Battery Stats

mount and storage -> format /system

YES - Format

install zip from sdcard -> choose zip from internal sdcard

端末にコピーしておいたカスタムファームウェアを選択

Yes - Install ReVolt-JB-4.4-i9100.zip

reboot system now

端末が再起動される。


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以上で次回以降は新しいファームウェアで再起動される。起動時画面がGalaxyのものではなくカスタムファームウェアのものに変更されてかっこ良くなっているのでビックリしないように。初回起動時はリセットがかかるため少々時間がかかるが問題なく起動され、初期設定が始まる。

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通常のAndroid4.2と同様に使えるようになるが、カスタムファームウェアは通常のAndroid4.2を焼けるようにしただけのものではなく、より便利に利用できるようにカスタマイズを提供しているので設定画面が大きく変更されている。ここから自分の使い勝手に合わせて設定を変更すれば、今までのAndroid 4.0.3より便利に利用できるはずだ。


ただし、上にも書いたがどこの馬の骨がつくったかわからないファームウェアなので信頼に足るかはわからない。自身の判断でカスタムファームウェアを選ぶこと。


GALAXY S II SC-02C docomo [Noble Black]

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