ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 中野 裕哲(著)

起業関係の書籍が面白く、最近は紀伊国屋長崎店の起業コーナーの書籍を買いあさっている。「起業」という仕事に関しては大きな分岐点の書籍だけあって、仕事に対して考えなければいけないことが多く詰まっている。

起業コーナーの書籍は、起業を考えている方以上にサラリーマンの方に読んで欲しい。サラリーマン生活がどれだけ恵まれたものかが実感でき、選択肢として起業を考えることで、サラリーマン生活も大きく変わるはずだ。起業を目指さなくても、サラリーマン生活で社長を狙うことが現実味を帯びて実感できるはずだ。

本書は起業は起業でも、SOHOのような自宅で起業するようなものではなく、法人を立ち上げることや、個人事業としてもオフィスを借りたり起業資金の融資を受けることを前提に書かれた書籍になる。それらについて、手順や手続きについて書かれている。
その規模の起業を考えている方には役に立つかもしれない。

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)


上にも書いた通り本書は少々規模の大きな起業を前提とした書籍になるため、本書は1/4も読まなかった。私は起業するとしてもSOHOを考えているので、オフィスも借りず融資も受けるつもりもない。本書はそれらの内容が細かく手続きも含めて書かれているため、本書の大部分が私には不要であった。
個人事業を始めてある程度の利益を確保できるようになれば本書を読み直したいと思う。


起業を考えた場合、3つの選択肢があると考えている。

1つ目は株式会社や合同会社等の法人を起ち上げる。これは大きな取引を行いやすいメリットや、最悪は有限責任に転嫁できるメリットがあるが、資本金の制限が緩和されたとは言いつつ、登記や印鑑など、代行費用も考えると30万円ほどかかるし、少々手間もかかる。

2つ目は個人事業だが、事務所を借り、融資を受けてスタート時点である程度の資金を持って始めるという選択肢。自分の貯金を切り崩して事業を続けるとしても、結局はそれは借り入れになるため自分への融資みたいなものだ。事務所を借りれば家賃や光熱費が自宅とは別にかかるため最低でも10万円ほどは事務所費用に考えなければならない。
スタート時点の少ない利益からその費用を捻出できることを前提とできるのであればこれが最もスタートしやすい。
自宅と事務所が分かれていれば仕事との切り分けがいいのがメリットになるが、その費用が費用がそこそこかかるのがデメリットになる。

3つ目は、現在の生活空間の中でその延長として起業する方法になる。自宅の家賃を経費として落とすことは出来ないが、最低限の生活費さえあれば、借り入れや毎月の固定費が安く済むのがメリットになる。多くの起業家がこの方法を選んでいるかと思う。


私も3つ目の選択肢を考えているのだが、やはり2つ目の選択肢が理想だと考えている。だが、2つ目が実現できるのであれば融資から法人を立ち上げたほうが法人格と責任の切り分けができるようになるので、30万円は安いとも感じる。社労士と契約するにしても一人なら月額2万円ほどで契約させてもらえるところもある。

実際に「起業」を考えると悩むことが多い。現在は来月の家賃もない生活なので、とりあえず3から考えるしか無い。利益を上げて1を目指してランクアップしていきたい。

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

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