ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

OSC福岡2013に参加してきた

2年ぶり多分4回目の参加。回を追うごとにレベルが下がってきている。

記憶ではOSC福岡には二回目の開催に初めて参加したのだが、その時はRDBCMS、アプリケーションの話題が半数以上を占めていたと記憶している、記憶は美化されているかもしれないが、参加したいセミナーが同時刻に開催されるなどで私一人では回ることができず、知り合いのプログラマに頼んで参加してもらった。そしてその内容を聞いていたほどにセミナーの内容が濃く有意義であった。

だが前回参加した時から感じていたが、回を追うごとにセミナーのレベルが下がってきており、今回は同時刻に参加したいセミナーが無いばかりではなく、その時間帯に参加したいと思えるセミナーが無かったほど。


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参加してみても勉強会の延長のようなセミナーが多く、専門性は全くなかった。それらのセミナーでは「今回の対象は初心者なので」と、参加した4つで説明されていた。さらにその内の一つはCMSの紹介だけで、「どんな箇所に導入されているか」とCMSの優位性が語られたのみで機能については列記する程度であった。これの何をセミナーと言おうか。

私が参加してよかったと思えたセミナーは「さくらのクラウドについて」と「pg_monz」の二講座だけであった。

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確かにセミナーのレベルを上げると初心者がついてこれないという事は考えられるが、それであれば各時間に初心者向けの「OSS紹介」のようなものを一つづつはさめばいい。半分以上を初心者向けにしてしまってはOSCの意味があるのかと疑ってしまう。カンファレンスではなく勉強会や広報会にしか感じられない。少なくとも会議や研究会ではない。
また、その勉強会のようなセミナーも勉強会よりも質が悪い。「こんな勉強会をやっています」という紹介が主になっていた。45分のコマを3部構成にしているセミナーが2つもあった。ほとんどLTのようなもの。LT大会も技術的なものはなかった。


これは私が思うに以下のようなものかと思う。

セミナーのレベルを上げればそれを理解できる参加者しか集まらなくなった。初心者向けの講座を多くした所参加者の大半がコードを書けないような初心者の方々になった。この結果企業の参加や技術者向けのセミナーの開催が少なくなり、参加者も初心者が大半を締め技術者が少なくなっていったのかと思う。
この推測の通り、回を追うごとにレベルが下がり、回を追うごとに会場がしょぼくなっていってしまっている。

私も今回は本日の朝になるまで行くか行かないかを悩んでいたほどになる。さくらインターネットが来なければ行かなかったかと思う。これは不平ではなく、一参加者の意見になる。