日商簿記二級を受験することに
私は今まで会社や簿記等の知識の無い人を馬鹿にしてきた嫌いがあるが、そんな私がやはりつい先日もそれらについて話す機会があった。
それらの知識がない馬鹿に話をすると、「簿記の資格を持っているのか?」と言う質問が上がってくる。アホかと、馬鹿かと、本当に飽きれざるを得ない。馬鹿の言い分としては、その知識を語っていいのは有資格者に限定されるらしい。資格の有無になんの意味があるのか?その知識を持っていれば十分ではないのか?
だがバカの言い分としては「資格がないと知識の信憑性がない」らしい。だがそこで「資格を持っている」と答えれば、「資格があるから詳しいのは当たり前」と言いだす。
当該の資格が無いような知識であれば「その仕事をしているのか?」という質問が上がってくる。もちろんそこで「仕事をしている」と答えれば「仕事にしていれば詳しいのは当たり前」と言う言葉が返ってくる。
どうしてもバカは自分の知識が無いことを認めたくなく、相手方にその知識はあるのは資格所持者かその仕事に従事していることを原因にしたいらしい。その知識があるから資格を所持したことや仕事に従事したとは考えられないようだ。
それを証拠に、資格も所持しておらず仕事にも従事していなければ聞く耳を持とうとはしない。全ての内容に疑いの目を向ける。
そもそも資格試験は「自分の持っている知識の証明」としてその資格を持っているはずである。だが多くの人間は「資格を取るために勉強」をする。これがいかにアホなことか。これでは「資格範囲の知識」ではなく「資格試験」の知識となってしまう。
これを理解できていれば、資格を持っているだけの者と、持っていないがその知識を有しているもののどちらが詳しいかが理解できるのではないだろうか。それが理解できないから馬鹿と呼ばれるのかもしれない。
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この「資格の有無と知識の有無は比例しない」と言う話も多くする機会があるのだが、どうもそれは社会が許さないようだ。私は高卒だが大学で情報処理試験講座の講師をしていたことがあった。だがその講師をするにあたって学長から「高卒のことは言わないでくれ」と念を押されたほどになる。
大学を出ていないものが大学生相手に講座をしてはいけないとは誰が決めたのか。そもそも私が授業をしたのは23歳の頃なので、大学生とほぼ同い年になる。大学にいかずして自らが勉強してつけた知識のある人間と、大学に行って学んだ人間の差がココでも現れているかと思う。
そもそも私は職業訓練の「基本情報処理試験対策講座」の講師をするために「基本情報処理試験」を受験し合格した。試験には教科書を一読した程度で合格できた。基本情報処理試験程度の知識であればプログラマであればどのような人間でも有しているはずである。このプログラマとは職業プログラマでも趣味プログラマでも変わらない。
例えばRubyには「Ruby技術者認定試験制度」というものがあるが、Ruby技術者のどれほどの人数がこの資格を取得しているというのだろうか?この資格を持っていなければRubyについて語ってはいけないのだろうか?日本国内で有名所のプログラマの資格情報を確認しても、この資格を取得している人は見つからなかった。
国家試験とベンダー試験では意味が違うかもしれないが、そもそも国家試験は試験知識の要求が古く現代の知識にマッチしていないのが現実かと思う。情報処理試験でも現在は使われていないような技術が平然と出てくる。それであれば時代に合わせて改良が続けられるベンダー試験のほうが有意義にも感じる。
こんな不平をつらつらと書いても仕方がないが、ふと思った。簿記は取得しておいても損はないかもしれない。今後も同じ質問をされた時の対策になるし、個人事業(自営業)をするのであれば簿記の知識は確定申告の際に役に立つ。
そう思い日商簿記一級を受験しようと考えたのだが、日商簿記一級は6月まで試験が無いようだ。だが日商簿記二級は2月にも試験があるという事で日商簿記二級を受験することにした。
日商簿記二級は自営業や小規模の法人がターゲットに当たるようなので丁度いい。また、知識範囲も商業高校程度と言う事なので更にいい。
私は普段から高校の勉強は1ヶ月程度で身につける事が出来ると宣っているのでその証明にも丁度いい。
ということで2月の日商簿記二級を受験することにしました。今ある知識は簿記の全体的な知識になると思うので、日商簿記の範囲の知識を確認していかなければ。そうです。私はバカなので試験勉強が必要なのです。
不束者ですがよろしくおねがいします。
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