ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

Ubuntu OneからDropboxに移行

Dropboxは6年ほど前の前前職で利用していたのだが、当時はネットワーク速度がアホほど遅いことや、時間帯によって(混み具合?)速度差が異常であることを理由にあまり使っていなかった。そして、3台ほどのマシンで同期している時になぜかファイルが滅茶苦茶になったことを契機として全く使わなくなった。

そりゃぁデータをクラッシュさせられたら誰でも使わなくなりますよね。

Dropbox WORKING

Dropbox WORKING


そんな感じでしばらくはオンライン同期の様なアプリケーションを使わずにい、ここ2年ほどはUbuntu Oneを使っていた。Ubuntu Oneはその名の通りUbuntu Linuxに搭載されているUbuntu Linuxデフォルトのオンラインストレージサービス。

オンラインストレージを使うと言っても基本的にはメモで書いているテキストファイルを自動的に同期させたい程度で、それほどコアな使い方はしていなかった。


だが昨年9月にMacを使い始めてからは、Macともテキストファイルを同期したいと思うようになってきた。Macはほとんどつかっていないのだが、Macしか電源を入れていない時にはMacでテキストを入力することが出来たほうが少し便利だ。

Ubuntu OneもMacに対応しているのだが、この際にマルチプラットフォームなオンラインストレージを使ってみようと試して見ることにした。

Googleドライブ

最初に目をつけたのは世界のGoogleが展開しているGoogleドライブ。これはAndroid端末からはネイティブに使える上に、Webブラウザからも非常に便利に使える。

GoogleドライブはMac用やWindows用にも公式のクライアントが用意されていてマルチプラットフォームになる。Ubuntu等のLinuxには公式には対応していないが、APIを利用したクライアントを作っている方がおり、それを利用することでUbuntuでも問題なく使うことが出来る。


だが暫く使ってみるとMac用のクライアントがアホすぎる。Macで削除したファイルがオンラインでは残っており、Macを再起動するとそのファイルがダウンロードされる。また、オンラインで追加してもなかなかMacに同期されない。

これでは使い物にならない。癖を覚えようと数日試してみたがダメだった。

Dropbox

調べてみると、6年前とは違い他にもオンラインストレージサービスは数多くあるようだが、Linuxを公式サポートしているサービスはかなり少ない。そして、使ったことがなく、名前も聞いたことがないサービスを試すよりも、一度体験しているDropboxを使って見ることにした。
6年も経つと安定しているだろうし、最近は多くDropboxユーザも見ている。あまり大きな問題を聞かないので、昔のようなファイルクラッシュは起きづらいと考えられる。

そして、現在のDropboxにはゴミ箱の様な一時削除機能が追加されているとのこと。ファイルの削除履歴が保存されており、一定期間内であればファイルの復元が出来るという事。これは素晴らしい。ファイルがクラッシュしたとしてもファイルを取り戻せる可能性がある。

ということで、前の記事「Ubuntu LinuxにDropboxを設定」に書いたように現在はUbuntu Oneを停止させ、Dropboxを試している。

DropboxUbuntu Oneの違い

インストール

Ubuntu OneはUbuntuにはデフォルトでインストールされているため、Ubuntu環境では何も気にせずに使い始めることが出来る。私は99%の作業をUbuntu Linux上で行なっているので全く問題にならないが、WindowsMac環境も併用している方にはDropboxのインストールのほうが容易になる。

DropboxWindowsMacにはインストーラiPhoneAndroidにはアプリ、Linux環境にはパッケージを用意しており、それぞれが数ステップでインストールできるので非常に簡単になる。

同期

Ubuntu Oneは一応同期中の状態が目視できるようになっているが、「あとどれくらいの時間で同期が完了するか」や、「現在どれくらいのファイルを同期しているか」等、詳細な情報を見ることが出来なかった。

だがしかし、Dropboxはメニューに同期中ファイルや同期情報が詳細に表示されるため、「同期は後30秒で終わるから、同期を待ってからシャットダウンするか」等という使い方が出来る。ノートPCで外で作業している際には非常に低速な回線もあるためこれは助かる。

使い心地

圧倒的にDropboxの方がいい。これはやはりOSのオプションとしてオンラインストレージを用意しているものと、オンラインストレージサービスを専門に行なっている業者の違いになるかと思う。同期やバックアップのために使っている程度であればUbuntuユーザにはUbuntu Oneが何も設定しなくて言い分容易にはなる。

ゴミ箱機能やアルバム機能、共有機能などが非常に簡単にわかりやすく行える。やはり6年前から大きく進化している。

ファイルの同期のみにしか使わない方も、上の「同期」のように同期情報が詳細に表示される機能は便利かと思う。

容量

Ubuntu Oneではデフォルトで5GBの無料容量が割り当てられている。追加で20GB当たりを月額3ドル程度で追加を行える。Dropboxは初期容量は2GBとUbuntu Oneに比べると半分以下になるが、Twitterアカウントとの連携等簡単なステップのみで3GB程度まで無量で追加がおこなえる。また、アカウントの招待をすると1ユーザ500MB(最大16GB)の追加があるので、友達がいっぱいいる方は20GB弱の容量まで無料で追加が出来るかもしれない。

私の場合はテキストファイルの同期になるので現在時点で0.2%の容量しか使えていない。



ということでこれから暫くDropboxを使っていこうと思う。今まではPicasaで写真の共有をしていたが、限定的な共有にはDropboxのアルバム機能でも十分になるかと思う。

さて前回も書いたが、Dropboxを使われていない方は是非ともこの招待リンクから登録して下さい。私とあなたの双方に容量が500MB追加されます。幸せになりましょう。


できるポケット+ Dropbox できるポケット+シリーズ

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Dropbox WORKING

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