第136回対応ここが出る!日商簿記2級完全予想模試簿記の教室メイプル(著)

先の書籍「ドンドン解ける! 日商簿記2級過去問題集 '13〜'14年版」と同じ著者で会ったために、過去問を踏まえた予想問題集なのかと思い購入した。

だが本書は購入する必要がないと感じる。本書は「本当に出た!」と言うのが謳い文句の予想問題集であるようだが、その謳い文句を維持するために問題にまとまりがなく、ただただ「本当に出た!」と言いたいばかりに雑多な問題が書かれているようにしか感じない。その「本当に出た!」という内容が「繰越利益剰余金」や「標準原価計算」という単語レベルであるために、仕分け問題ではあらゆる単語を出すために雑多な問題を出し、他の問題でもいろいろな用語を使っていると感じられる。

よって、本書を解く意味は特に感じられず、本書を解くのであれば実際の過去問を解いたほうが有意義だと感じられる。

第136回対応ここが出る!日商簿記2級完全予想模試

作者: 簿記の教室メイプル
出版社/メーカー: 成美堂出版
発売日: 2013/12/01
メディア: 大型本
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本書の問題を説いていても、あまりにも煩雑なためか過去問は90点以上取れたにもかかわらず本書の予想問題では80点以上となってしまった。実際の試験は70点が合格ラインであるため問題ないのだが、それ程に予想問題にはまとまりがないと感じる。まとまりがないがために一連で考えることが出来ずに間違ってしまう。

そして、その一連でないために問題単位や問題の条件レベルで個々に考える必要があり非常に疲れてしまう。本書の予想問題は試験日前日に解いたのだが、2つ解いただけで頭が痛くなるほどに疲れてしまった。「色々な問題を解いてみる」という目的であれば本書の問題は最適かも知れないが、実際の試験対策には向かないかも知れない。

これは初めて簿記検定を受験した人間の考えであるため偏りがあるかも知れないが、逆に初めての受験であるために実際に受験するにあたり偏見などはなくストレートな感想になる。