ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

SC-02C(GT-I9100)にCyanogenMod 11をインストール

SC-02CのファームウェアをCyanogenMod 10.2に変更」からずっとCM10.2のリリースを待ちわびていたわけだが、どうもi9100向けのCM10.2のリリースがされない。ブログを読んでいないので状況はわからないが、このまま待ち続けるのも暇なので、思い切ってCM11にアップデートすることにした。

CM11のインストール自体は簡単で、既にCyanogenModをインストールしているので付属のアップデータからCM11のデイリービルド版にアップデートを行える。私は念のために3月9日付にアップデートし、続けて3月10日付けにアップデートした。


OSのメジャーアップデートが含まれるのでその状態では少々不安なので、アップデート後にOSをリセット。そうすると、忘れていたのだがCyanogenModにはGoogle製のアプリケーションが付属していない。GmailやGooglePlayがインストールされていないのだ。

そのままでも使えないわけではないが、アプリケーションの追加ができないのは少々不便だ。ということで、GoogleAppsをインストール。

こちらのインストールも簡単で、CyanogenMod Google AppsのページからCM11向けのgappsをSDカードにダウンロードし、リカバリモードからgappsを焼きこめばいい。OSは既にインストールしているので、念の為にOSのファクトリリセットとgappsの焼き込みのみを行った(リカバリモードの使い方は「SC-02CのファームウェアをCyanogenMod 10.2に変更」を参照)。


CM11はメモリ使用量を削減し512MBのメモリでも動作するようになっているようだが、1GBのメモリを搭載しているSC-02Cでは現在のところ動作の機敏性などはかんじられない。1日利用した中で不安定と感じることはあまりないが。やはりまだCM10.2レベルの安定性を求めることはできない。CM10.2では1週間稼働させても再起動が必要なことはなかったが、CM11はたまに再起動が必要になる。

Appoloを2時間ほど利用していると、曲の変更時にAppoloが一度クラッシュしてしまった。そしてそれはOSの再起動時まで起動不可能な状態となってしまった。また、カメラアプリのピント調整中に固まることが稀にある。これはCM10.2のベータ中にもたまに起きた現象なので、数日後には解消されるかと思う。


ご存知のようにCM11はAndroid 4.4.2がベースになっているがこれは非常に便利そうだ。2から4に移行した時のような改善がいくつも見られる。嬉しいのはアプリケーションのランチャにウィジェットが含まれなくなったことや、ワークスペースが必要に応じて作成されるようになったこと、ファイル選択時のセレクタの改善など、いくつもの点で使いやすくなっている。今までも不便ではなかったが、それが不便に思えるほどに「改善」されている(これはAndroidの機能ではなくCyanogenModの拡張かもしれない)。

そしてさらにうれしいのはデータ通信用SIMでもアンテナ表示がされるようになったこと。これは常にこのまま維持されるかは分からないが、少なくとも今現在のデイリービルドでは表示されている。私はDTIの500円SIMを利用しているのでCM10.2では電波状態が適切に表示されず、電波状態を非表示にしていた。
だがこれが改善されているのでいつでも電波状態が分かる。まぁ、今まで非表示にしていても不便を感じないほどにどこでも電波が入るのだが・・。

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すばらしい。これからCM11を使っていき、危ないデイリービルドなどがあれば公開していきたい。

いいもんだ。