ドワンゴがひどい これはひどい
これはひどい。「ニコニコ動画をMP3に変換・ダウンロードするサイト 「にこ☆さうんど♯」の運営者を著作権法違反の疑いで逮捕」。
これについては私は大分前から問題視しており、ニコニコ動画に問合せを出したことがある。
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私はかなり前からニコニコ動画やYouTubeのダウンロードサイトや変換サイトの著作権問題は問題視していた。これは私が当該サイトに問題定義しても変わる問題ではないためダウンロード元のサイトが対応する必要がある。そう考えて「このようなダウンロードサイトを容認しているのか、ニコニコ動画としてもダウンロードサイト、変換サイトは問題ないのか」という問合せを以前から出していたのだが、2011年2月15日のメールが残っている。
その返事は以下のようなものであった。今となっては状況が変わっているようなので全文引用する。
ダウンロードにつきまして、ニコニコ動画ではダウンロードサービスを行っておらず、
また、個人等の作成ソフトについても基本的に関知いたしておりません。
しかしながら、ソフトによって当社サーバに負荷がかかる等の問題を確認した場合は、
事前事後の予告なく接続を拒否させて頂く場合がございますので何卒ご了承ください。
今から3年前の2011年2月の時点ではダウンロードサービスや変換サービスについて「感知していない」としている。そしてそれ以後に私はそのようなサービスに対して警告を発しているのも確認していない(私の知らないところで経国しているのであれば申し訳ない。教えて欲しい。)。
このようにそれを認識しているにも関わらず、それが問題であること、それが違法であることを警告していない。そして、「負荷がかかるなどの問題を確認した場合」のみ接続拒否の対応を取るということは、この問題に対して「黙認」しているのと同じ状態になる。
この黙認していた内容に対していきなりドワンゴとJASRACの連盟で「著作権法違反」という罪を着せ逮捕させるのはおかしな行為ではないだろうか。これはニコニコ動画を普及させるために黙認していたにも関わらず、十分に普及して社会的に不都合になったために尻尾切りしたようにしか感じられない。
運営者を悪者に仕立てようと「これまでに約1億3千万円もの収益を得ていたことが警察の捜査によって確認されています。」という文面を入れていることからも、運営者を「悪どい方法で稼いだ人間」の濡れ衣を着せている。少なくとも黙認されていた方法で、需要サービスの供給を行って正当に稼いだ内容になる。そもそも、「著作権法違反(公衆送信権および送信可能化権侵害)」であれば稼いでいる金額は関係ないはずだ。
これは殺人が起きた時に「犯人はアニメオタクであった」のような印象操作に他ならない。
問題に感じ問合せを出していた私からするとあまりにもひどいと感じたため記事にして当時の見解を公開しておく。もちろん変換サービスなどは著作権法で違反になることは理解している。理解しているからこそ上記の問合せを出した。その返事と実際の食い違いがあまりにもひどいと感じているものになる。
これが実行されたということは、今現在は黙認されているアップロード動画に対しても今後は著作権法違反でドワンゴとJASRACに訴えられる可能性があるということだ。皆さん気をつけて欲しい。ドワンゴはあなたを騙しているかもしれない。
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