ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ペットが家族なわけがない

ペットが家族だって?バカバカしい。そんなわけがない。キレイ事はやめろ。

ペットがあなたを選んだ理由―犬の気持ち・猫の言葉が聴こえる摩訶不思議

ペットがあなたを選んだ理由―犬の気持ち・猫の言葉が聴こえる摩訶不思議


例え話をするためにペットを人間の知能指数に置き換えよう。知能だけではなく、可能な行動についてもだ。

私は犬や猫の知能や行動可能範囲は、人間でいうところの3歳以下だと考えている。理由としては、三歳児は喉が渇けば自分で冷蔵庫から飲み物や食べ物を探すし、冷蔵庫に飲み物がなくても自分で蛇口を捻り水を飲むことが出来る。自分で鍵を開けて外にも出れるし、電話で助けを呼ぶことも出来る。同じ3歳でもばらつきはあるかもしれないが、私の妹の子供をサンプルに考えるとこの程度のことは3歳の知能と行動力で可能になる。

だが犬や猫は何歳になろうとこれらの行動を行うことは出来ない。人間向けに作られているという理由もあるが、それほどの知能と行動力を持っていないのが原因になるだろう。

これから、犬や猫などのペットは3才児以下のとして考えて欲しい。そして、その年齢の一人の家族として考えて欲しい。


まず、本当に家族だと思っているのであれば、なぜペットを家に置いて出かけるのか。あなたは自分の3歳の子供一人を家に置いて出かけるのだろうか?

連れては出かけられないから?そんなバカな話はない。本当に家族なら一人でも行けない場所があれば行き先を変更しないだろうか。子供が入れないからという理由で子供を家に置いて映画を見に行くだろうか。


極めつけはペットホテルに預けての旅行だ。

国内でも海外旅行でも、数日間に渡った旅行に行く方々はペットをペットホテルに預ける人が多いのではないだろうか。知り合いや友達に預けるのとペットホテルに預けるのではわけが違う。家族を預けて自分だけ旅行に行くと言うのも頭がおかしいが、見ず知らずの業者に家族を預けて旅行に行くとしたら、今では虐待と騒がれる時代なのではないだろうか。


ペットを買っているのにタバコを吸うのも虐待だ。多くの喫煙者は自分の子供の前では吸わないだろう。吸いたくなったら子供から離れて外で吸うのではないだろうか。

ペットは体が小さく、犬などは嗅覚が人間の何万倍や何億倍と言われたりもする。そんな動物の前でタバコを吸うことや、タバコ以外でも芳香剤や香水を使うということは過度な刺激を与えることになる。自分の子供の嗅覚が非常に敏感だと診察されれば、自宅からそういったものを取り除くのではないのか。


当事者たちの気持ちはわからないが、東北地方太平洋沖地震の時にも数多くのペットが置いたまま逃げられたという。自分の子供を置いて逃げた人が一体どれくらい居ただろうか。「ペットは家族」といいつつも、結局はその程度のものなのだ。これを認識して欲しい。


自分の子供を守るためなら自分の腕一本くらい躊躇なく犠牲に出来るだろう。だがペットのためにそれが出来るだろうか?

これが出来ないのであれば「ペットは家族」などという偽善文句は言わないで欲しい。所詮ペットはペットだ。所詮は愛玩動物。自分の都合がいいようにかわいがっているだけなのだ。