新版医療情報 医学・医療編 日本医療情報学会医療情報技師育成部会(編さん)
本書は医療情報技師を受験しようとしていない方々にも読んで欲しい。最低限知って置かなければならないと思える医療知識の連続だ。本テキストを読み、医学・医療の知識を付けておけば自分が病に倒れた時の役にも立つ。病院で医者とする会話の理解度も上がる。
本当に面白く、役に立つ読み物だ。
- 作者: 日本医療情報学会医療情報技師育成部会
- 出版社/メーカー: 篠原出版新社
- 発売日: 2013/04
- メディア: 単行本
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確かにパラパラ見る中では難しく感じるが、きちんと読めば難しくなく理解できる。今まで医学については書籍を読んで勉強してきた程度だが、そのような人間でもすんなり理解できる内容ということは、情報処理技術と同じく非常に簡単な内容になるのは容易に想像できる。
私もつい先日まで近親者が入院していたために病院に通うこともあったが、その中での会話が本テキストの勉強のおかげで理解できるところも多かった。それ程に医療は身近な存在で、本テキスト程度の内容を理解しておくだけで理解度が全く違うというものになる。
医療情報技師の勉強を進めている方からすれば、本テキストは医療情報システムより前に勉強することをオススメする。医療情報システムは医学医療の内容を電子化するものになるため、その電子化前の医学医療の内容を理解していなければ医療情報システムのテキストを読んでも何のことか理解できないかと思う。
私もテキストをパラパラと見た上でその内容を理解したが、普段からあまり勉強をしていない方は当てずっぽうで行くと失敗するかと思う。更に医療情報システムは情報処理技術よりも後に読まなければならないので、このテキストの感想の順序で読むのが最適に思う。
私が読んだのは予算の関係で初版になるが、現在は3版が出ているので、予算の許す方はそちらを読んで欲しい。法律の変更などにも追従しているはずだ。