ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

大人げない大人になれ! 成毛 眞(著)

本書はタイトルのとおりに「大人気ない大人」が書いた、大人気ない大人の周りの大人げない大人たちについての本になる。

本書は今までにも何回か読んでいるが、感想文を書き始めてからは読んでいなかったようなのでもう一度読むことにした。

本書の著者の成毛眞は日本マイクロソフトの元社長になる。その社長が大人気ない大人と言うことに少々違和感を感じるかもしれないが、そのマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツも大人気ない大人である。本書にも成毛眞(日本マイクロソフト社長)が見たビル・ゲイツ(マイクロソフト社長)の大人気なさが多くエピソードとして書かれている。

大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!


本書を読むと「大人気ないから成功した」と書かれているように見えるかもしれないがそうではない。大人げないのはその原因であり、成功した理由は「常識」や「大人の事情」なんぞ関係なく、自分が正しいと思った通りに行動していった結果だからであろう。

そのようなものに縛られていてはやりたいことも出来ず、新しいことにも挑戦できない。新しいことをしようと思えば今現在のルールを破る必要があり、そもそも常識というものから逸脱することになる。天動説の時代に地動説を唱えることは死刑に値したようだが、今現在はそんなことにはならない。法律にさえ違反しなければ自分が裁かれることもないのだ。

やりたいことをやればいい。思ったようにやればいい。振り返るな。というのが本書の言いたいことではないだろうか。


私自身も大人気ないとは言われるがそれは単にうるさいだけであり本書の言う大人気ない大人ではない。是非とも本書の言うところの大人げない大人になれるように進んでいこう。

40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論

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