「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55 古市 幸雄(著)
勉強法の勉強を始めた初期に読んだ本かと思う。ライトな本をまとめて読もうかと思い、本棚の手前に山積みにされている本をどけたところにある本を出したのが本書になる。
まとめていくつか関連する書籍を手に取ったがそれは後か後日に書く。
本書はとにかく「勉強を習慣化しなさい」というのが主になる。勉強をしようと思い本書を読むような方はきっと「勉強が出来ない」のではなく、「勉強をすることが出来ない」方になるかと思う。
勉強が出来ないのでない以上、勉強をすることができれば結果は残る。だが勉強をしないことには一向に変化はない。だからこそ、1日に1時間や2時間という無理な習慣ではなく、まずは1日30分を続けていこうという内容だ。
- 作者: 古市幸雄
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1日30分も時間を取れない人など居ない。「時間がない」というのは嘘なのだ。少なくともこれを読んでいるあなたには十分過ぎるほどに時間がある。時間がないというのであればこのブログを読む時間をなくせばいい。30分など簡単に作ることの出来る時間なのだ。
その30分を勉強に当てれば300日で9000分、150時間も勉強が出来るのだ。150時間というのは1日2時間30分の勉強をする2ヶ月分だ。たしかに5倍の差はあるが、1日に2時間30分も勉強をしようとして続く人はなかなか居ないだろう。だからこそ無理のない時間、1日30分を続けようと言うのが本書の主張だ。
無理して毎日2時間以上も勉強しようとして1ヶ月でやめてしまうなら、その30分を習慣化すれば1年で、5年で何百時間もの勉強になる。塵も積もれば山となるではないが、それだけ続けることができれば自分の勉強法も確立されるだろう。
例えば物事は21日や30日つづけなければ習慣にならないとはよく言う。これは「Stop Expecting to Change Your Habit in 21 Days.」で日数が否定されているが、だがそれはどうでもいいことだ。30日続けることができれば60日も続けることは出来るだろう。そうすれば習慣となる。
3日坊主とよく言うが、30日も続けることが出来ないから3日坊主なのだ。そして3日坊主も悪いことではない。4日目で嫌になりやめてしまっても4日目をやり、5日目、6日目と繰り返し、また6日目にやめ、7日目にまた始めればそれは習慣につながる。
本書には55の勉強法があり色々と解説がされているが、とにかく言いたいことは1日30分でも習慣化しろということだ。先に書いたように30分出来ない日があってもいい。それは仕方がないことだ。だが次の日に60分やろうとしてはいけない。チリがつもり巨大となりそれが抵抗心につながっていく。
とにかく習慣化すること。それが大事だ。