ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

君も年収1億円プレーヤーになれる 苫米地 英人(著)

タイトルは苫米地英人の本にありがちな胡散臭いものになるが、それは苫米地ワールドでは仕方がないことだ。

だがタイトルの通り本文にはまさに1億円プレーヤになる方法が書かれている。この話も胡散臭いと思うあなたは本書で言う所お金至上主義に洗脳されているのだ。

ではあなたの年収はいくらほどが適切であると考えるだろうか?今現在の給料は関係なく、あなたの考えるあなたの適切年収を考えてほしい。

考えた上で読み進めてほしい。

君も年収1億円プレーヤーになれる (宝島SUGOI文庫)

君も年収1億円プレーヤーになれる (宝島SUGOI文庫)


この適切年収については以前に「自分の給与を計算できる人だけが給与に不満を言いなさい」に書いた。今現在の年収よりも高い年収を考えた人は思い違いだ。自分の能力を過大評価しているだけだ。それについて考えてほしい。


だが本書はその「実際」主義とは俯瞰が違う。先の記事で私の言いたいところでもあるのだが、結局に人間は自分の給料にあった仕事をしようとするということになる。

たとえばあなたが年収600万円が適切だと考えたとする。

そう考えたあなたは所詮年収600万円ほどの仕事しかしていない、600万円分の仕事しかしようとしていないということだ。600万円分の仕事しかしていない、しようとしていない人間にまずそれ以上出す会社はない。

これは当然だとわかるだろう。


なら年収を1億円にしようと思えばどうすればいいか。単純には年収1億円に適切な仕事をすればよいだけだ。

出来るはずがないと考えたあなたはもうおしまいだ。先の記事にも引用しているがもう一度引用しよう。

なぜ仕事するの? ISBN4-04-356601-8
P105.
従業員わずか800人の任天堂が、8万人の日立製作所の利益1200億円を上回って約1500億円の利益を上げたのは92年3月のことです。一人あたりの利益額は任天堂が1億8000万円で、日立は150万円です。はたして、どちらのボーナスやベースアップが高いかといえば、もはや言うまでもありません。

任天堂でも実際に一人あたりの利益額が2億円近い時期があった。2億円の利益を上げたからと言って1億円の給与が貰えるわけではないが、これを毎年上げることができれば年収600万円からは簡単に抜け出せる。


「出来るわけがない」と考えるのではなく、「出来る方法」を考えるのだ。人間は思ったことしか行動できない。600万円の年収が適切だと考えていればその程度の仕事しかし用途は思わないだろう。そして、年収600万円を1億円にあげようとすれば枠組みから変えなければならない。例えば本書にも記載はあるが、経団連参加企業のような大企業でそれを実現することは難しい。外人社長でもない限り経団連や株主がそれを邪魔をする。

そのように1億円稼ごうと考えた途端に1億円稼ぐ視点になるのだ。1億円稼ぐにはどうすればいいか今までに考えたことがあるだろうか。考えたらそれを実践していけばいいだけだ。


そのように1億円稼ぐ人は考え方が違うのだ。あなたの600万円視点の考えでは1億円どころかそれ以上に稼ぐことは難しいだろう。


あなたも1億円プレーヤになれる。