ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

資格は取ったからこそ勉強をしろ

私の頭が良すぎるのか、いや、そんなことはない。

世間の人間がアホすぎるに違いない。

今までにも勉強法についてはいくつかの記事を書いてきた。そこで私の世間の人間の勉強法がいかに違うかも簡単に書いてきた。

だが根本的な違いは、その勉強をなぜするのかというところにあるのかと思う。そしてその目的の違いが学習速度や理解度にも影響し、私は世間一般の人間より速く、そして記憶に残る勉強になっているのかと思っている。

資格取り方選び方全ガイド 2016年

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さて、では勉強はなぜするのか。

ここでも世間とは大きな違いがあり、私のように社会人になってからも能動的に勉強し、放送大学に行くような人間は少数派のようだ。

だからこそ普段から勉強をしない人は、勉強をする理由を「知識をつける為」と言い、その知識を付けた後にそれをどう活かしていくかを考えていない。

放送大学に通い始めたというと「なんでいまさら?」と聞かれ、「週に二日は図書館で勉強している」というと「なんで勉強なんてするの?」と質問が飛んでくる。

どれも基本的には「必要ない勉強をなんでするのか?」というようなものだろう。


社会人の多くの勉強する理由としては「資格を取るため」と言うものだろう。こんな馬鹿げた理由で勉強するから身につかないのかと思う。

何度も言うがそもそもに「資格」とは、その知識を持っている為に与えられる格のことであり、簡単にはその知識を持っている証明として与えられるものだ。

それなのに資格試験に申し込み、その試験に合格するために勉強することがいかに馬鹿なことなのかわからないのだろうか。本来であれば勉強し、その証明として資格試験を受けるところだが、その真逆を進んでいる。

そんなこともわかっていないからきっと日商簿記2級の勉強に何ヶ月も何十時間もかけてしまうのだ。日商簿記など、きちんと勉強すればサラリーマンでも一週間もあれば合格できるような簡単なものだ。実際に私はそのくらいの勉強時間で合格し、先に受験した医療情報技師も10日の勉強で合格している。実質的にはこれも一週間はかかっていないだろう。


資格を取ったのであれば、資格をとってからも勉強をしなければならない。先に書いたように資格とはその知識を持っていることの証明だ。それなのに、資格試験を受験したその日に勉強をやめてしまう。そのような人は一週間後に再テストすれば大半が不合格となるだろう。資格を持っているということは、その資格相当の知識を持っていると考えられるのだ。そう考えてもらうための資格なのにこんな馬鹿げたことはない。

免許取得後10年全く運転していない人が運送会社の求人に申し込むことの危なさはわかるだろう。それと同じだ。資格の条件を満たしていない人間が資格を掲げて応募してくる。バカそのものだ。資格ではなく、馬鹿ということを掲げておいたほうがいい。


だからこそ、資格を取ったからこそ勉強をしなければならない。資格を取った後に勉強しないということは、その資格をもつ資質はないのだ。

資格を捨てるか、それを公表することを辞めるべきだ。