パワポ使いへの警告 榊原 廣(著)
本書はタイトルが良くない。タイトルが本書の言いたい目的と乖離しているのではないかと思う。
私もご多分にもれず、本書のタイトルを見て「どういうことだ」と思い購入したが、読み進めてビビってしまった。本書はてっきりネタにできるような内容かと想像していたが、至極まともなことが書かれている書籍になる。
- 作者: 榊原廣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/20
- メディア: 単行本
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パワポを使っている人間に対して問題提起しているのではなく、企画の発案から作成までをPCを前にしてパワポの上でやっている人間への問題提起、警告というものになる。
そしてその内容も一章までで、それ以降は企画とはどういうもので、それはどのように考え、どのようにアイデア出しをするかというような「企画」や「アイデア」の考え方というのが主な内容になる。
その内容は至って普通なものになるが、本書で警告しているパワポユーザの中には、その一般的なことがわかっていない人間が多いために本書が書かれたのかもしれない。
そう考えると、本書は企画を考えるサラリーマン全体に読んでおいて欲しい書籍になる。