ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 村井 哲之(著)

いやぁ、いい本だ。すばらしい。

以前に「ミスコピーの裏を使うな」と言う記事を書いたが、まさにそれと同じタイトルの書籍が出ていたので読んでみた。

内容は私が言っていることと重複している部分も多かったが、これから私の言っていたことがコンサルタントレベルでも正しいということがわかった。

以前の記事の私が言っていることに疑問を持った方は是非とも本書を読んで欲しい。私が言いたかったことの全てが本書に書かれている。

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)


さらにさらに、本書にはコピー用紙の裏を使うことだけではなく、蛍光灯の間引きやなど、世間一般で信じられているコスト削減の方法が間違っているということも解説されている。

後半は更に一歩踏み込み、コスト削減の考え方を著者の経験した事例を踏まえて解説しているので、是非とも本書は企業のコスト削減の担当者や、その人間を指揮する経営者に読んでいただきたい。


本書で紹介されている事例は10〜15%以上もコストを削減できたものが多いが、本書を読むことでそれらがどれだけ簡単なことで、意識の変化で削減出来るのかということがわかるだろう。

そしてそのように多額のコストを削減できたということは、あなたの会社もそれが決して不可能ではないということだ。


是非ともコストを削減したいなら本書を読んで欲しい。コスト削減は人員削減では出来ない。人員削減はむしろコストを増やすことになる。本書にはきちんとこれが解説されている。