<勝負脳>の鍛え方 林 成之(著)
前に読んだ「脳に悪い7つの習慣」が大変に面白かったために本書を読んだ。本書は前出の「オリンピックの強化選手へのトレーニングでの経験」としていた部分について書かれていた物になるかと思う。
だが大半は「こういう人はこう発言している」とものになり、それにはこういう理由からだろうという想像や、今までに著者が経験、発見したという脳の機能について書かれているのが主になる。
よって、前出のような脳の内容を期待して読むものではない。また、本書は前出よりも3年も前に出た書籍になるため、書籍の経験が薄いのか文章自体も読みづらいものであった。
- 作者: 林成之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/21
- メディア: 新書
- 購入: 32人 クリック: 286回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
本書のタイトルにある「鍛え方」については具体的な例はなく、「そういう考え方がある」程度にとどまっている。よく、書籍の内容で著者が言いたいことは5%〜10%程度とはいうが、本書はその5%も怪しいと思えるほどに著者が言いたいことがわからず、更には関係ない話が主となっている。
脳を鍛える方法を知りたければ前出を読み、そこでしてはいけないとされている方法をせずに、その欠点を利用して脳を勘違いさせるというのが最適かと思う。