ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

どんな仕事も楽しくなるすごい!法 深井 次郎(著)

正直な所「どうせ自己啓発の面白くない書籍」と先入観丸出しで読み始めたが中々これが面白い。

内容は流し読みであるが、要所要所に引用されている言葉がなかなかいいもの揃いだ。


例えば以下のようなものになる。

P80.
好き嫌いっていうのは、信用してないです。
やっていたら、好きに成るんじゃないですか。

柳井正(ファーストリーディング代表)

P96.
下手なほうがいいんだ。
笑い出すほど不器用だったら、
それはかえって楽しいじゃないか。

岡本太郎

私も今までに書いたように「好きなことを仕事にする」と言うのには反対だ。好きなことを仕事にするのであれば、それが嫌いになったら仕事を辞めるのだろうか。多くの人がそうはせず、惰性でそのままやり続けるだろう。であれば最初から好きではないことをするべきだ。

私は「それをやっている自分が好きかどうか」で仕事を選ぶのがいいかと考えている。それをやっている人間であればその時の趣味趣向に判断されず、単なるその姿が好きか嫌いかで判断できる。であればそれをやっている自分を嫌いになることはなかなか無いだろう。

これはこの2つの引用にもそのまま当てはめられると思う。私は接客は好きだが、服は別に興味がない。だが、服を売っているとすればそんな自分は嫌いではないだろう。であればやってみればいい。やっているうちに好きになるだろう。最初は笑い出すほどにおかしなコーディネートを出すかも知れないが、下手なことで笑えるのであれば自ら努力するであろう。



本書はこの引用集を読むだけでもいいかと思えるくらいに引用の内容が素晴らしい。今回は流し読みで読んだが、いつかまた読み直したい。

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

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仕事は楽しいかね?≪最終講義≫ 仕事は楽しいかね? 

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仕事は楽しいかね? 2

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