ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

数値の処理と数値解析 (放送大学教材) 櫻井 鉄也(著)

なんだよこれは。鼻水プシャーだよ。鼻水を吹き出すほどの難しさ。

問題解決の数理」を読んだ際にもそれが非常に難しく、「数IA・IIB・IIICがこの1冊でいっきにわかる もう一度 高校数学」を読んだ。そしてそれでそのテキストはある程度理解できるようになったのだが、本テキストは全くわからない。

言おうとしていることすらにほとんど理解できない。何が言いたくて、更に何をしたいのか。基本的に説明など無く、淡々と式が提示されてそれが問題の解決方法として展開されていく様子になる。

数値の処理と数値解析 (放送大学教材)

数値の処理と数値解析 (放送大学教材)


この科目は、数学をきちんと理解しており、数式を読んで数式の世界が理解できるという方向けの科目であろうか。単位認定試験の内容を見ると試験自体は難しくはないが、教科書の内容がこれ程に理解できないというのは私としてはまずい。合格したいのではなく、それを理解したいからこの科目を選択したのだ。

2014年度解説科目になるために今後は試験がどうなっていくのかわからないが、とりあえずに試験に合格したいという方であれば問題ないが、この科目の内容を理解しようと思うと高校数学だけの知識ではどうしようもないかと思う。私が無知なのは認識しているが、これほどに見たこともない、読み方もわからない記号が咲き乱れた数式が羅列されているとは思いもしなかった。

これは科目の説明に「微分積分」だけではなく、それ相応の知識を前提とすることを書いておいたほうがいいかと思う。私もそれを前提に科目を選択したのだが、今は少々失敗したかとも思っている。もう少し勉強してからのほうが良かった。