ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

エンジニアのための時間管理術 Thomas A. Limoncelli(著), 株式会社クイープ(翻訳)

最近は購入したまま読んでいなかった本を読み、そして読んだまま感想を書いていなかったので短い単純な感想が多い。本書も同じように購入したまま読まず、読んでも感想を書いていなかったものになる。

だが本書の感想としてはやはり面白くない。

オライリーが出しているということも有り、タイトルにもある通りエンジニア、プログラマシステムエンジニアを対象としているが、結局はコレはどのような職業の人間にも当てはまる内容が書かれている。

例えば事務員にしても本書の内容は当てはまるだろう。

エンジニアのための時間管理術

エンジニアのための時間管理術


本書の内容は簡単に言えば、アタリマエのことしか書かれていない。

「話しかけられない時間を作る」、「やらなければいけないことは先にする」、「定期的に行う」、「メモをする」ということだけだ。

それらをシュチエーションに合わせて色々な目線で解説されているだけなので、それらをこなせている方は特に読む必要はないだろう。それらが重要だと感じているがそれらが結局できていない人、それらがなぜ重要かわからない人にとっては、その実現方法や、その重要度を知るという点で参考にはなるだろう。



そもそもの著者があまり文章を書くのがうまくはないのか、翻訳家がそうなのかはわからないが、文章が少々わかりづらく、重複が多く、回りくどいために読みながら読み飛ばすという方法になった。

何度も同じことを状況を変えて書くというのは無駄に読む量が増えるだけだ。本書の内容を単純に知りたいだけであれば、本書ではなくよく売られている「能率化」のような書籍を読めば本書の内容と同じことは書かれているだろう。

そして、それはどのような職業の人にでも当てはまるように平易で書かれているはずだ。

オライリーの書籍はよく購入しているが、著者が作家ではないためにどうも読みづらいと感じてしまう。そんな理由からか購入しても結局読んでいない書籍が多い。