ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

UbuntuLinuxにWebCamStudioをインストール

以前に「ニコニコ動画を退会した」を書いた通りニコニコ動画を退会している。

当時はニコニコ生放送でプログラミング配信を行ったり、呼んでくれた人の家でマリオをやって大喧嘩になったり、ご飯に呼ばれたのに全員分全額払わされたりと色々と懐かしい。

そんなニコニコ生放送では、デスクトップ画面の配信としてWebCamStudioと言うアプリケーションを利用していた。

「利用していた」ではなく、実質的には選択肢がそれくらいしかなかったと考えればよかっただろうか。

 

Javaパフォーマンス

Javaパフォーマンス

 
EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

 

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そんなWebCamStudioだが、2013年の1月に開発者が多忙ということでメンテナンスの終了が宣言された。

開発終了のアナウンスはこのURLで行われていたのだが、現在はすでに記事の通り削除されている。

記事は当時に翻訳しているので再掲載しておく。

潮時だ...

 

2013年1月12日 午後5:38 パトリック バール 投稿

やぁ、みんな

考えた結果、私はWebcamStudio for GNU/Linuxの開発を停止することにした。私は現在、私生活の中にこのプロジェクトの作業をするための十分な時間を持っていない。

基本的に、多くの時間がgstreamderやUbuntuWindowsの新しいリリースを追従する為に必要になる。私の本職は生活のほとんどの時間を消費するため、WebcamStudioの開発は私の睡眠時間を削って続けるしか無い。

心配する必要はない、誰かが開発を引き継ぐか、Forkするために、ソースコードhttp://code.google.com/p/webcamstudio/ に置いてある。

Webサイトはオンラインのまま残しておくが、目的を変更する。WebcamStudioは"Ubuntuインターネット放送"の放送に使われる。変更は、数週間以内に開始される。

過去5年間の楽しい作業でしたがそれも潮時です。

WebcamStudioがもう無いとして、どうしたらいいか迷っている方はGoogleハングアウトを見て下さい。それは、完璧なインターネット放送です。

サポートしてくれた皆さんありがとう。

 

パトリック

 そして記事にあるとおりにGoogleCodeにコードは残された。そしてパトリックの予想通りコードはフォークされ、現在はSourceForgeでメンテナンスされている

今の時代になぜGitHubではなくSourceForgeなのかはわからない。そもそもにパトリックさえもGitHubではなくGoogleCodeを使っていたので、その偏屈のサイクルだろう。

 

そしてSourceForgeでメンテナンスはされているが、さらに有志がPPAでUbuntuLinuxのパッケージを公開してくれている

ということでUbuntuLinuxへのインストールは非常に簡単だ。

$ sudo add-apt-repository ppa:webcamstudio/webcamstudio-dailybuilds

$ sudo apt update

$ sudo apt install webcamstudio

 

Forkしてからの開発は活発とは言いがたいものの、半年に一度くらいのサイクルでバージョンアップをしている。現在の最新版も一週間ほど前に公開された0.72だ。

 

私が何故またWebCamStudioをインストールすることになったかは聞かないで欲しい。どこで配信するかはまだ決めていないが、おそらくはハングアウトに成るだろう。

一緒にお話したい方はオファーを待っている。

だがもう全員分の金を払うような遊び方は出来ないことをきちんと書いておく。


当時にWebCamStudioのコードを呼んだときは中々ややこしかったが、フォークされたことでコードは整理されただろうか。整理されているのなら改めてコードを読みたい。