Ubuntu(GNU/Linux)の一括画像変換ソフト
ImageMagickやらで画像を一括でリサイズするシェルスクリプトや、GimpのScript-Fuで書かれた変換マクロ、果てはリサイズするために書かれたスクリプトなどをよく見るし、ちょっとそこらで検索すると「一括で変換できないか」のような質問がゴロゴロ出てくる。
確かにWindowsでは昔はVectorなんかでアホみたいに同じようなソフトがゴロゴロしていた。だがGNU/Linuxではそのようなソフトウェアを作らなくてもImageMagickなんかで簡単に自由度の高いスクリプトを書けるので作られないのだろう。
そして作られないので同じような質問がバンバン出てくる。だがそれを作れるような人は自前でスクリプトをぱっと書くのでそんなソフトウェアを作らない。
世の中需要と供給が中々咬み合わないものだ。
UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第3版 (コマンドブックシリーズ)
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私も一括変換をするときはImageMagickで行うが、余り頻繁に使わないので使うたびに操作を忘れている。そしてヘルプを見ながらワンライナーを書く。
たしかにコレは私にも面倒だ。
ということで私なりにもGNU/Linuxで使える画像一括変換ソフト(一括リサイズアプリケーション)を調べてみるが中々出てこない。出てきたとしても5年も前のすんなり動かないようなものや、そもそも現在の環境ではビルドすら通らないものも少なくない。
調べている人はこれらの現実に直面して質問していたのだろう。探す側の立場になってはじめてわかるこの不便さ。
そして色々探すがどうもピンとくるものがない。
「無ければ作る。作れば飽きる。」
これをモットーにしている私としてはコレも作って飽きるべきだ。世の中も同じように作った結果飽きてメンテナンスされないまま放置されているものばかりなのだろう。
ということで、Pylfanと言う名前でGitHubにリポジトリをアップした。
これはWindowsではよく使われている様子のIrfanViewというアプリケーションがよさ気であったので真似しようと思っただけだ。Irfanは人名のようだが、Pythonで書くのでPylfanとしただけで捻りはない。そしてViewモードはつける予定は今のところはないのでViewはない。
これは以前から作ろうとしていて放置していた。なぜかというと今までの記事にもいくつか書いているようにKivyが非常に使いづらいからだ。Python3でPyGTKを使う方法がわからず、Python3ですんなり動いたKivyにしたが、動きはするものの使いづらい。二週間ほど前など、ライブラリをアップデートしたら一切動かなくなってびびったりもした。
ということでKivyを使うのが嫌で作らずじまいであったのだが、Python3で動くGUIライブラリを調べているとwxWidgetsが出てきてインストールしようとしたが、これまたすんなり動かない。仕方なくUbuntuのaptにあるPython2で使ってみた。
今思うとPython2で使うなら最初からPyGTKで良かったとも思うがそれに気がつくのは遅かった。
wxWigetsははじめて触るが中々使いやすい。Kivyなんかと比べると冗長であるし、手動での設定が多い感じであるが使い心地がシンプルでいい。KivyとPyGTKの中間というところだろうか。
そしてPyGTKのアプリケーションを作っていた時にGUIで99%の時間を消費していたのでwxGladeを使ってみたがこれまたわけわからない。GUIのGUIツールははじめてなので使い勝手がわかっていないだけだと思うが、一度ジェネレイトしたものにBindした操作を書き、ちょっとGUIを変えたもの再生成したら全てのコードが吹っ飛ぶことには非常にビビった次第だ。
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と、長々と日記を書いているがこれはPylfanはまだ何も機能ができていないからだ。とりあえずGUIの表示とフォーマットの変更とアスペクト比を保ったままのリサイズくらいはできる。他は確認していない。
まだwxGladeのテスト中ではあるが、アプリケーションにあったほうが良い機能や使いやすい操作性、そもそもwxWidgets,WxGladeの使い方にアドバイスをいただけると助かる。
wxGladeを使うと確かに手動でGUIのパーツを書く必要はないが、一括でかなり読みづらいコードが生成されてしまう。そして再生性は一から生成し直す。IDEのようにある程度連携されないと最初の最初だけしか使えない。私の使い方がまずいのかどうか・・・。
wxGladeで綺麗なWindowを作ってくれる方を募集している。どうも寄ったり離れたりどっかいったりと言うことを効かない。