アシュラ
久しぶりの邦画、かつアニメ。
いや、実際には久しぶりではないのだけど、ここの映画鑑賞記録的には久しぶりだ。いや、初めてか。
アシュラは名前も聞いたことがなかったが、たまたま見る機会があったので鑑賞。アニメ映画は今年に入ってからだとクレヨンしんちゃんとドラえもんを10本づつくらい見ているが、それらとは全く趣が違う。
人が人を食らう描写だけではなく、子どもが人を殺す描写、親が子を殺す焼き殺そうとする描写すらも有る。坊さんが人肉を差し出す描写も有るなど、昨今のホラー映画事情ではなく、原作が書かれた40年ほど前の事情を考えれば「有害図書指定」されたのもうなずける。
映画は原作よりもライトなようだが、それよりも映画だと結末が全くわからないのが残念だ。それは原作を買わせようとしているのか、時間的に収まらなかったのか、映画として描写できなかったのかはわからない。
まぁ私もまんまと原作を買おうと思っている。
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これは予告編だが、この予告編はオススメしない。アシュラがどのような映画か知る参考にするのであればいいが、是非とも本編を見る前には忘れてほしい。コレを書くと注意深く見てしまうだろうが、見事に映画の結末の一部が入っている。
なので公式サイトの動画を見てほしい。
こちらはその結末に関わる部分はない。だが映画で描かれていない部分が入っているのでそこが非常に気になるだろう。だからこそ原作を読みたく成る。
映画としては簡単には「食べ物がなければ人間はどうなるか」というものだろうか。
今現在に「差別はいけない」、「人は傷つけてはいけない」、「人権を守れ」と言っているような人たちは、自らの生命が危機に陥った時は間違いなく自分が主張していたそれらを守らないだろう。
なぜならそれらを口にしている人間は、今現在も自分のことを考えてしか行動していないからだ。今現在にその「人権を守るための行動」をしているか。寄付で守られる人たちがいる。だがしかしそういった人たちは寄付をしない。
これは「動物の殺処分ゼロなんて不可能」にも書いたが、それらを主張するのであれば少なくとも自分の収入の半分を寄付すべきだ。
是非本作を見て、人間とはどういった生物なのかを知ってほしい。
本作の中でも坊さんが話しているが、人間とは他の獣とは違う種類の獣なのだ。
今の生活を守るためではなく、今の生活よりもより充実するために同種の生物を犠牲にし、多種の生物の生命も生きるためではなく、生活環境の改善のために何千万、何億匹と簡単に殺す。
「動物実験反対」と主張しながら化粧をしている女が居るが、動物実験をしていなくてもマイクロビーズが海洋汚染をしている。毎日毎日汚染物質を垂れ流している。
是非とも自分の行っていることを考えるきっかけにしてほしい。