ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術 小川えり

前にROLAND様の「俺か、俺以外か。」を読むとお勧めに出てきたので購入。前書もなぜかお勧めに出てきたのでたまたま読んでみたが、書店で並んでいてもなかなか手に取らないだろう。手に取らないどころか、それが並んでいるコーナーに行くこともないかもしれない。
いや、このような書籍がどこに並んでいるのかも想像もつかないくらいにどこにあるのかわからない。

だがなかなか面白かったので、前書はホスト、本書はキャバ嬢ということで興味があり読んでみた。

日本一売り上げるキャバ嬢の 億稼ぐ技術

日本一売り上げるキャバ嬢の 億稼ぐ技術



ROLANDシャンパンタワーやコールのような、下品な部分は出さないとしていた書籍であったので読みやすいと感じたのかもしれないが、本書は、巻頭の写真からシャンパンタワー、シャンパンタワー、シャンパンタワー、山盛り胡蝶蘭、それらの金額、というのを全面的に押し出されている。

最初の半分くらいは、そのように、私すんごい売り上げてる、すごいでしょ、的な雰囲気で、「やっぱりこんなもんか」と感じていた。
バースデーイベントでは1億売り上げた、前年度は2億を超えた、このような話のオンパレード。ターゲットとしては、おそらくキャバ嬢、または、これからキャバ嬢という職を考えている人となるのかもしれない。内容としてもそのような内容なので私が読むことが間違っていたのかもしれない。

だが、読み進めてみると、これもROLANDと同じく、理解できる部分がいくつか出てきた。

先の記事に上司のことを書いたが、業者を下に見るのではなく、どんな職種の人にも感謝することといったような記述や、会社は働きに行くところで、友達を作りに行くところではないというのが非常に理解できた。

そしてもう一つ、著者がそのナンバーワンになれたというのも運であると明言している。だが、その運は「偶然」や「ラッキー」といったものではなく、運を引き寄せるための行動を行なっているとある。
それは約束や時間を守り、嘘をつかず、言い訳をしないという基本的な行動原則になる。

これらの内容で運が巡ってくるかどうかはわからないが、私も運というか「たまたま」うまくいっているというのが非常に強く感じる。物事がうまく行くかどうかなど、所詮、その時期や場所、行った行動がたまたま良かっただけであり、例え、Webサイト制作の能力に秀でた才能があったとしても、それが江戸時代であれば、その才能など気がつくこともないし、現代だとしても、手作業でWebサイトを作ることが少なくなって来ており、Webサイトの新規作成も少量、業者も飽和状態となっているので成功は難しい。いわゆるホリエモンや博之というのは、その時代にたまたま行動できたから成功したのだ。

だが、その「たまたま」というのは、待っていれば起こるわけではなく、いろいろなことに挑戦することで手玉が多く出せることになる。その手玉の中で、どれかが偶然うまく行くのであり、何もしないで待っていてもその偶然は起きない。
だからこそ、いろいろなことに挑戦するというのは、その偶然(運)を引き寄せることにつながる。

キャバクラに限定せず、接客業に就く人であれば読むと参考になるだろうし、生き方についても参考にできるところもあるだろう。

このエンリケさんも、来月(2019年11月)のバースデーイベントを最後に引退するとのことなので、その接客を体験したければ、大金を持って今すぐ名古屋に向かうべきだ。

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