TS-XLを貰ったら実際はTS-IXLで使い道がなかった
ってことで、TeraStation TS-XLを捨てると聞いたので貰ってきた。詳細はわからないが、サーバと合わせて廃棄するのでいるならもらえるということで貰った。サーバについても悩んだが、1Uサーバをワンルームで運用していた身としては、耳を擘くファンの音に耐えられないのでNASだけもらうことにした。
最初は詳細不明のNASだと思われるものということだったので見せてもらうと、背面にTS-XLのシールが貼ってあった。XLシリーズ。素晴らしい。我が社でもバックアップ用のファイルサーバはXLシリーズなので、使い勝手もわかっているし、前面の鍵も保有しているので問題なく利用できる。
そう思っていました。
BUFFALO テラステーション ウイルスチェック/管理者機能/RAID6機能搭載 NAS 2.0TB 1年間ライセンス TS-XH2.0L/R6VC1Y
- 発売日: 2010/08/21
- メディア: Personal Computers
実物はこの写真の通り廃棄する理由が丸わかりで、おそらくバックアップ目的に足元で運用されていたんだろうなというのがわかる状態。
とりあえず電源を入れて動作確認も兼ねて状態を見ようと思ったが、電源を入れると我が家にホコリが飛び出して、私の目ん玉が飛び出すくらい嫁さんにしばかれると思ったので断念。
早速洗い場で清掃することにした。
とりあえず分解してみたのだが、なかなか素晴らしい。全てのパーツがユニット化されていて、分解は容易である。フレームも分解できるようになっているので、細かい箇所を歯ブラシで磨く必要はなく、シャワーで流すだけで綺麗にできた。
フレームのユニット化はされておりメンテナンス性は良いが、切断面の面取りがされておらず、かなり深めに指を切ったので注意して欲しい。
シャワーで流したあとは乾燥させ、元に戻すだけ。
そして電源ON!!
悲しいかな、まず液晶が映らない。
そして、元の設定が分からないのでリセットボタンを押すが、液晶が表示されないので本当にリセットされているのか分からない。
とにかくピーピーピーと断末魔の叫びが終わった後にDHCPサーバに繋ぐと問題なくオファーが到達したのでリセットできたであろうと判断。
管理画面にログイン。
あれれーー、おかしいぞーーー。
背面のシールにはTS-XLのシールが貼られていたが、ログインするとTS-IXLの文字。マジでいらない。TS-IXLはNASではなくiSCSIドライブ。今更誰がそんなロストテクノロジーを使うのか。
どのような経緯でXLのシールが貼られているのか、もしくは、XLにIXLのファームウェアが焼かれたかは不明であるが、これは使い物にならない。
そして何より、ディスク3本がエラーとなっている。埃の侵入で加熱して壊れていることも考えられる。HDDを投入して動作確認しようにも、その元気すらでない状況。悲しい。
もし異機種のファームウェアを焼くことができるのであればXLに戻したいが、調べてみてもその情報は見つからなかった。
ってことで使い道はなく廃棄予定。