ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ICR-S003Mのファームウェア更新

私はよくICレコーダを利用している。物覚えがよくないので、人から話を聞いている最中や、メモを取れない環境で録音したりすることに利用している。

高校生の頃から利用しているので、そろそろ10年ほどICレコーダを利用していることになる。10年ほど前のICレコーダはPCに移すことを考えられていなかったため、それで録音してそれで再生する機能しか無かった。録音ファイルの保存には、ヘッドフォン端子とPCのマイク端子を繋いで録音していた。

だがここ数年のICレコーダは非常に進化し、MP3で録音して内蔵メモリやSDカードに保存してくれる。PCへの移動もUSB端子がついていたり、ケーブルを接続できるようになっていて、本体で録音してPCで再生するというのが一般的になってきているかと思う。

ご多分にもれず、わたしもその機能を使いたいため、PCとのリンクが出来るICレコーダを購入して使っている。

SONY ステレオICレコーダー 4GB TX50 ICD-TX50

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だが、最近のICレコーダは多機能になったためか、非常によく壊れる。これがマジで。上に書いた高校生の頃に購入したSONYのICレコーダは3年ほど前まで動かしていて、録音したその場で繰り返して聞きたい程度の場面では現役で使っていた。当時の会社を辞める際に部下に上げてしまったが、現在もまだ使っているかと思う。それほど昔の製品は丈夫だった。

だが、私がここ数年で購入しているICレコーダは非常によく壊れる。2年以上動作した機種はない。つい1年ほど前にも、SANYO ICR-PS502RMが壊れた。購入して1年ちょうど位だったかと思うが、USB端子をPCに接続すると電源が落ちてしまう。この機種は、内蔵メモリと外部メモリ(microSD)の両方宛に保存が行え、フォルダ機能で保存先を切り替えることが出来た。
外部メモリも挿入していたのだが、外部メモリは長時間のファイルなどを入れてプレーヤとして使っていた。なので、録音はもっぱら内蔵メモリにしていた。
だが、USBをPCにつなぐと電源が落ちてしまうので、この故障の仕方では内蔵メモリに録音した音声ファイルを抜き出すことが出来ない。非常に困った。内蔵メモリから外部メモリにコピーする方法があればいいのだが、そんな方法は提供されていない。昔ながらのヘッドフォン端子とマイク端子を繋いで移動させる方法しか無かった。

インターネッツで検索してみると、この機種で同症状の故障がたくさんあったので、機種の不具合かと思いきや、Panasonicに問い合わせてみると、「そのような故障の報告は聞いていません」と突っぱねられた。インターネッツでは「修理に出して○○円かかった。」と言う記事がいくつかあったのだが、無いと突っぱねられてしまった。修理に数万円かけてもいいのだが、どうせ内蔵メモリは消されるので修理には出さなかった。
この機種はSANYOブランドで、SANYOを買収したPanasonicはSANYO機種の修理には乗り気ではないのかもしれない。別のSANYO商品の修理の問合せをしたこともがあるが同じような対応であった。

不平不満を書いたが言いたいことは、「内蔵メモリへの録音は故障時に取り出せないので気をつけろ」ということ。私の故障は、本体の動作には問題なかったので助かったが、電源が入らない故障になると、完全に録音が取り出せなくなってしまう。


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そんなこんなで現在はSANYO ICR-S003Mを使っている。またSANYOなのだが、SANYOの製品は本当に便利だった。

この製品は、上のICR-PS502RMが壊れて困っていた時に、使ってないという事で新品で貰ったものになる。お金がなく買えなかったので非常に助かった。
見た目は少々ちゃっちく、前製品から比べると機能も段違いに少ないが、録音をするにはこの機能で十分になる。少ない機能なので設定画面も使いやすく、録音シーンは物理スイッチで切り替えることができるので、非常に素早く録音に入れる。使えば都、これは使いやすい。
内蔵メモリはなく外部メモリに依存しているので故障時にも外部メモリごとクラッシュしない限りは安心になる。

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ただし、この製品も丈夫かといえばそうでもなく、すぐにSDカードのキャップが取れてしまったのでメンディングテープで固定している。PCとはUSBケーブルで接続することにしたので、今の所不便はない。


そんなICR-S003Mだが、前々から知ってはいたもののファームウェアが1.01に更新されている。「いる」といっても、配布は2009年03月06日と4年以上前。改善内容は「再生速度調節時、ファイルの末尾が再生されない場合がある問題を改善」と、ほとんど本体で再生しない私にはあまり関係はないが、ふと思いついたので更新して見ることにした。

ファームウェアはICR-S003M ファームウェアアップデートからダウンロードすることが出来る。前製品ではダウンロードにシリアル番号を求められたが、この製品はシリアル番号を求められなかった。(買収後に変わったのか、製品ごとに違うのかはわからない。)

ダウンロードしたファイルはWindowsの自己解凍型圧縮ファイルなので、Windowsじゃないと展開できないように見えるが、中身はZIPなのでZIPアーカイバを使えばWindowsでなくても展開することが出来る。これを知らない人が多いことに結構驚く。Windowsなんかではドライバインストーラなんかの実行ファイルを展開すると、ドライバ単体で取り出せ、不要なユーティリティーをインストールせずにドライバのみをインストールするときなんかにも使える。

展開すると「S003JP11.SUD」というファイルが取り出せ、それをICレコーダのSDカードのルートディレクトリにコピーし、電源を入れると自動的にファームウェアの更新が開始される。

アップデート中は「UPdATE」と数秒表示され電源がOFFになるので、その後電源を入れるとファームウェアが更新されている。(更新時間が短すぎて写真が撮れなかった。)

再度電源を入れる最中に「V1.01」と表示されていれば問題なくファームウェアが更新されている。

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更新する本題が短すぎたが、簡単に更新できた。


SONY ステレオICレコーダー UX523 4GB シルバー ICD-UX523/S

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Panasonic ICレコーダー シルバー RR-US300-S

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