ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

健康診断(人間ドック)の助成金制度っておかしくない

いや、わかんないよ。医療についての知識が希薄な人間の戯言かも知れない。だけどおかしいと思うことは思うので書いておきたい。理由を知っている方がいれば是非とも教えてほしい。

まず先日からの記事の通り私は現在体調不良に苦しんでいる。今現在の体調不良は2日前からのものになるが、その前はアレルギー的なものが発生、昨年末から3週間程は風邪的なものを引くと、今年は出出しから健康な週が無いと言ってもいいくらいに体調不良が続いている。

そんな私だが、この20代後半という歳も考え一昨年の年末に自費で健康診断を受けた。一応は健康という結果だったのだが、健康診断は定期的に受けなければ意味がない。ここで健康だと錯覚して10年も間を開けてはほぼ確実に何らかの病に侵されてしまう。

だからこそ健康診断を毎年受けたいと考えている。そして前回の受診から1年後という事と、上に書いた状態なので近々に人間ドックを受けたいと考えている。だがしかし、健康診断は高い。このような健康状態でも病院に行くお金がないくらいなのに、病気にもなっていないのに行く健康診断は更に高い。




近隣の病院の十善会病院の「健康診断のコースと料金」を見ると、最低でも9450円かかり、日帰りドックだと34650円もかかる。

このような高額な費用は、私はもちろんのこと同年代であれば「健康診断」にこの額を支払うのはわずかかと思う。だがしかし世間では「早期発見、早期治療」を名目に色々なキャンペーンが行われている。そして私もそれには同意している。

早めに発見し治療を行えば薬で散らすことも出来ることもあれば、手術等が必要でも後遺症は少なく済むかと思う。そうなれば保険料支出の国庫負担も軽減でき、国民の健康増進、さらに後遺症が残らないとなれば寝たきり等の就労不可能な状態になることも無く、老後も元気にすごしていけるだろう。

このように、早期発見、早期治療には治療者のメリットもさることながら、健康保険医療制度や、税金支出についてもいいことづく目の考えかと思う。


だがしかし、早期発見、早期治療するためには自ら進んで高額な健康診断の費用を支払い人間ドックを受けなければならない。

ここまで読んだ方々は「地域には助成金がある」と言われるかも知れないが、この記事は「その仕組みがおかしいのではないか?」というものになる。


先に書いた通り、早期発見、早期治療を行うには若いうちから定期的に健康診断を受信する必要がある。もちろん市町村もそのへんの事は想定しているのだろう。健康診断や人間ドックには助成金が存在し、それを利用すれば補助金を受け、安価に人間ドックを受診することが出来る。

だがしかしこれを見てほしい。「長崎市国民健康保険の人間ドック脳ドックについて」。これは長崎市の資料になるがどこの市町村も似たようなものがあるかと思う。調べてほしい。


「30 歳以上 75 歳未満の長崎市国民健康保険に加入しており、受診助成券を持つ者」と、助成金を受けることのできる最低年齢が30歳となっている。これでは早期発見、早期治療という目標は達成できない。

たしかに30歳からでも早期に発見できることに越したことはないが、30歳以上となると癌や生活習慣病の症状が出やすい頃にもなり、目標に掲げるところの早期治療に結びつけることはできない。

たしかに「前立腺がん」のようなものは50歳以上からが急増となるため、40歳以上から助成金が出るというのにも理解は出来る。だがしかし、5年後には癌死亡率の2位にもなると考えられている前立腺癌や、そのほか若年者から発症する癌やそれ以外の疾病について調べることの出来る人間ドックの助成金が20代ではでないというのが不満に思う。

とくに20代は給与が安く、自分の健康にもあまり興味のない年代に感じる。だからこそ助成金を出して「健康問題」について考えるきっかけがほしい。


たしかに健康保険はそもそもに治療行為の為にあるので「治療外診療」まで含めると膨大な保険料支出があるのかも知れないが、せめて健康診断だけでも補助を受けさせてほしい。確かに「どこまでを健康診断とするか」や、そうなるとこぞって医療関係会社が「これも補助を受けさせろ」等といいだすのかもしれない。


だがしかし、高額な健康保険料を支払うことで病院に行くお金が残らないという現実があることをわかってほしい。わたしなんて歯医者の定期検診に行く以外にもう何年も病院にはいけていない。気を失おうが、アレルギーに苦しもうが、インフルエンザ的なものになろうが病院に行けない。

直近で診療に行ったものも、結果的には扁桃腺炎という結果であったが、病院に行くことが出来ずに1週間以上もこの症状に苦しみ続けていた。


調べてみると下のリンクにあるような、自分で採血したものを郵送し測定してもらうというものもあるようだ。これは少々安価になるが少々不安にも思ってしまう。だが、安価である以上これらも候補にして健康診断を考えていかなければならない。

それが現状だ。



健康診断の検査値の読み方がズバリわかる本

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検査でわかること―健康診断ガイドブック (別冊NHKきょうの健康)

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