スーパー速書きメソッド石田章洋(著)

いやぁ、久々に付箋を一枚も貼らなかった書籍だ。

確かに内容に頷けるところは多いが、実際には普段から利用している方法が多く、本書で「悪文」と言われる文章を全体的に書いている人間は居ないのではないかと思えるくらいの極端な例である。その極端な例の改善方法の説明であるため、その「悪文」を自身が書いていない人間に役立つところはない。

本書の著者は構成作家のようで役立つ部分があるかと思ったのだが私には全く役に立つ部分はなかった。書店で1ページ立ち読みしたところで購入したのだが、2ページ立ち読みしていたら買わなかったかと思う。

また、本書についても著者の言うところの「スーパー速書きメソッド」で書かれているため、具体的な解説はなく、著者目線でわかりづらいという念押しと、その改善した文が書かれているだけだ。

そして、その悪文の改善方法は全体の半分もなく、残りは例文とコンピュータ操作のショートカットが並べられているだけだ。このショートカットも何も難しい物はなく、「出来るWindows」の様な書籍のレベルかそれ以下の内容になるため役立つ部分はない。

本書を購入すべき対象読者がわからないが、購入する際は2ページ以上立ち読みすることをおすすめする。

ゴミ箱の中のメモ帳