スマホ1台で月100万円稼ぐ人になる! 原田 陽平(著)

最近は起業コーナーの本にハマっており、本書は起業コーナーにあったため購入してみた。

この手の本は「詐欺本」だという先入観があった。本書にもそのようなテイストはあるが、納得できる内容も書かれいた。「100万円稼ぐ人になる」というのは少々詐欺本のテイストになるが、アフェリエイトで稼ごうと思う人への心構えは参考になり納得が出来る。

「アフェリエイトで稼ぎたい」と思っている人がいれば、その心構えを知るために本書を読む価値はあるかと思う。だが、本書に書かれている技術的な部分はだいぶ古い内容になる。著者は膨大な数のサイトを管理しているがゆえにそれに気づかないのかもしれないが少々古い。
本当に100万円稼ぐだけであれば、ブログを100万個作り、そのブログ1つあたりが1円の利益を出すだけでいい。だがそれは現実的では無い。だからこそ本書を読みその心構えを知る必要がある。

本書は精神論として読めば面白いかもしれない。

スマホ1台で月100万円稼ぐ人になる!

私も起業を考えているのでそのためにはまずは収入が必要になる。その中の一つとしてアフェリエイトやドロップシッピング、アソシエイツやアドセンスなどの広告を考えている。これらで収入を得ることが出来なければ、起業しても収入を得る営業力がないと考えている。
だからこそ本書を読み、それを実践してみようと考えていた。

P21.
当時、アフェリエイトで成功している人がほとんどいない中で、なぜ、ずぶの素人だった私が、ある程度の成功をおさめることができたのでしょうか?
それには理由があります(私だけではなく、塾生の方々にも共通する成功の理由です)。
いくつかの要因はありますが、基本はただ1つ。「諦めなかった」ということです。

これには非常に納得が出来る。私の周りにもあらゆる「副収入」の業種に手を出しては「〇〇は儲からない」と文句を言っている人がいるが、その人たちは得てして1ヶ月もそれを続けない。始めれば数日で収入が入ると思っているのだ。考えても見ればわかるかと思うが、そんな簡単に収入を得ることが出来るのであれば人に勧めること無くその収入を全て自分のものにしているはずだ。
これらの書籍を発行する理由は、そのノウハウを使って儲けるよりも、書籍での利益が高い場合だと考えてもいい。
直接的でなくても、本書で著者の知名度を上げ、講演や商材でそれ以上の収入があると考えて間違いはないかと思う。

本書にも10万円ほどの利益を上げ始めるまでに半年ほどはかかると書かれている。半年先以降の10万円を手に入れるために半年間努力できる人のみが収入を得ることが出来、そこからさらに収入を増やしていけるのだ。

すぐに諦めた人ほどこのような収入を得ている人たちに「楽して儲けている」、「詐欺みたいなもんだ」のような文句を言い連ねる。諦めた人が努力を惜しんだ努力をしてきた人たちに「楽をしている」とは完全に矛盾していることに気づいて欲しい。

P63.
月収100万円になる人は、講師の言ったことを素直に取り入れて、100%の力で行動します。だからこそ、驚くほど速いスピードで結果が出せるようになるのです。
1円も稼げない人は、自分の価値観と違っていたり、間違っていると感じた部分を勝手に切り捨てて実践しない傾向がありますが、意外に間違っていると感じたところが正しいことは多いのです。

私もこれに当てはまるかと思う。こう思っているからこそ上に「技術的に古い内容」と書いたが、本書を読んだ人の多くもそう思ったかもしれない。だが著者はこの内容を実践して実際に収入を得ているのだ。なら、それを信じてやってみない手はない。信じてサイトを作ってもそんなに手間ではない。だが大半が信じずに「自己流」でサイトを作ってしまうかと思う。

本書を手に取った多く人は「著者のように収入を得たい」と思い、著者の考えや技術を知りたくて手に取ったはずだ。だが、その内容を信じようとはしない。これはもったいない。是非とも著者の書かれている手順どおりにやってほしい。

私も「出来る限り」は著者の手順どおりにやってみようかと「思う」。

私はダメなタイプだ。是非とも半年後に笑ってやってほしい。

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