ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ゼロ 堀江 貴文(著)

堀江貴文の書籍は今までにも5冊ほど読んできた。どの書籍を読んでも抱いた感想は「自信に満ち溢れている」というものになる。

どの書籍にも自信に満ち溢れた堀江貴文がおり、その堀江貴文は自分の考えのみを信じ、自分の考えが思うままに行動し、決してそれが誤りとは考えず、弱音を吐くどころか、自分の弱みを見せることはなかった。

だが本書は違う。それまでの書籍を書いた堀江貴文の見えない部分。弱い堀江貴文が描かれている。これまでの書籍を「仕事の堀江貴文」とするならば、本書は「人間としての堀江貴文」になる。

メディアでは堀江貴文を詐欺師や成金のように扱い批判の対象としている。自分の考えを持たない人はそれらを鵜呑みにし堀江貴文を悪人だと思っているかとも多いかと思う。だが本書を読めば本当の堀江貴文を、メディアでは扱われない堀江貴文を、今まで本人からも語られなかった堀江貴文を知ることができるであろう。

是非とも本当の堀江貴文を知ってほしい。


本書を読みこれまでの書籍に書かれている背景をすべて知ることができた。努力家の堀江貴文。決して成金ではない。大金を手に入れたのは確かだが、彼はその大金に見合う仕事を、努力をしてその大金を手に入れたのだ。何も疎まれることはない。

堀江貴文に限らず多くの「金持ち」は同じように疎まれる存在となっている。その多くは自分で努力もしていない、しようともしない人たちだ。自分が何もしたくないが故に金持ちの悪評を立て、自分と同じ所まで引きずり下ろそうとするのだ。決して自分がその高みに登ろうとはしない。
そのような人たちに是非とも本書を読み、「努力」というものを知って欲しい。

P133.
……それでも、これといったアクションを起こさないのは、なぜか?
理由はひとつしかない。
最初っから「できっこない」とあきらめているからだ。
やってもいないうちから「できっこない」と決めつける。自分の可能性にフタをして、物事を悲観的に考える。自分の周りに「できっこない」の塀を築き、周囲の景色を見えなくさせる。

本当にこれなのだ。やりもしない、やる努力もしない。やってもないことはできないのは当たり前だ。宝くじを「買わなければ当たらない」と理解している人は多いが、全くこれと同じである。
だがしかし、それが自分の労力を、手間をかかることとなるとその面倒くささからそれを敬遠してしまうのである。そのやらない努力はしないくせに、自分がそれをできない言い訳を考え発信することに努力は厭わない。

だからこそ世間や国に不平不満を言い続け、それを変える努力をしないのだ。不満があれば変えればいい。それをしない。

堀江貴文はこの変える努力を、行動をしてきた人間なのだ。だからこそその変化を嫌う人間の敵になってしまった。


本書を読み努力という言葉を知ってほしい。

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