ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

苫米地英人大全1 成功への思考法 苫米地 英人(著)

苫米地英人の本を読むと毎回思うのだが「コイツはヤバイ」。読む度に思う。本を開く度に気づく。頭がいいとはこの人のこと。そして、頭がいいとは世間のバカからは「頭がおかしい」と認識されること。

私は苫米地の「馬鹿な人間がいることに気がつくことが出来なかった」と言う言葉を聞いた時に自分の経験と照らしあわせて同感することが出来、それから興味を持って苫米地の本を読み始めた。そうすれば「同感」と考えたことがおこがましい程に苫米地の頭の良さに気づいた。

私も今までに「他人が気づかないところに気がつく」と言われたことが何度もあるが、そんな私でも考えがつかない内容がほとんどすべてのページに記載されている。それ程に発想が俯瞰的で考えが行き届いている。「木を見て森を見ず」と言うことわざがあるが、私は木から10メートル離れて隣接した木を見て「これは森だ」と知っているふりをしていたレベルだ。
だが苫米地は本来の意味の俯瞰、「鳥の目線から森を見ている」と言っていいほどに森を「知っている」。それ程に全ての事柄を抽象的に見ることが出来ると感じられる。


苫米地の書籍を読んだことがない人は是非とも読んでいただきたい。その「ヤバさ」がわかるはずである。

本書は「大全」と言うことで、今までの書籍の内容をまとめた書籍になる。その分内容は薄く表面的に記載されているが、苫米地の考え方が広くわかるはずである。そこで興味を持てばそのことが書かれている書籍を読めばいい。本書はそのような苫米地の書籍の「目次」的な書籍であるのかもしれない。

「大全1」ということで今後も出版されていくのかもしれないが、そうするとさらに「目次」が増え、今後苫米地に興味を持った方の導入としてこのシリーズには期待している。私も多くの書籍は読めていないため、今後この目次を利用して読みたい書籍を探していこうかと思う。

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