パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 江渡 浩一郎(著)

本書は「解説書」ではないということを先に書いておく。デザインパターン、Wiki,XP(extreme programming)について書かれ解説されている書籍と勘違いする読者が多いかもしれないが(私もそうだ)、全く違う。

ただそれぞれが生まれた背景、歴史が書かれている書籍になる。

それも「○○(人名)は○○をしていた」のような歴史背景が多く、それぞれの技術について解説はほとんどされていない。

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

それぞれの技術について理解した上で本書を読めばそれぞれについてより理解が深まり、それぞれについて理解できていなかった部分が理解できるようになるかもしれない。

だがそれぞれの技術について理解していないものが本書で勉強しようとすると理解に苦しむかと思う。

背景が説明されている書籍になるため、現在の知識や、知って置かなければならない解説などはない。

単にそれらを理解する上では必要のない知識の説明が本書である。

それぞれが生まれた背景、必要性を知ることでより理解は深めることが出来る。本書はそのような目的の書籍である。

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