バカバカ。馬鹿ばっか。ホント馬鹿。

いやマジで馬鹿ばっかだよ。ほんとに。激おこですよ。

次の問題を解いて欲しい。

「下の図の三角形ＡＢＣは円Ｏに内接している(Ｏは円Ｏの中心点)。円周角ＢＡＣと中心角ＢＯＣの関係を示せ。」

関係と行っても要は、∠BACと∠BOCの比率を示せということ。

是非とも解いて欲しい。解と、その理由を考えた上で読み進めて欲しい。

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解けただろうか。解かないで読み進めた人は居ないだろうか。居たとしたらここできちんと考えなおして欲しい。この問題が解けるかどうかであなたの仕事の能力が知れる。マジで。

暗記をしていたとしても、その結果になる理屈をきちんと考えて欲しい。

答えは簡単だ。

比率は1対2で、中心角は円周角の2倍に等しい。

これが解けない人はマジでバカで無能であるかと思う。「学校を卒業して何十年も経っているから覚えていない、解ける必要がない」、「こんなこと日常で使わない、何の役に立つのか」、「暗記していない」。これがバカの常套句と言えようか。

「この問題を解けることと学校を卒業してからの経過年数は関係ないし、今問題として出されたのだから解く必要はある。」、「こんなことも考えることが出来ないから、日常で役立てることが出来ない、役に立たないのはあなた。」、「暗記などする必要はない、問題が解ければいい。」。これがその返事となるだろうか。

これが解けない奴は間違いなく仕事が出来ず、業務の役にも立っていないかと思う。これは何も数学の能力を試す為に出した問題ではない。「出された問題、目の前の問題を解決できるか」と言う問題だ。

たとえば、これを上のような言い訳をして解かなかった人は、同じような理由をつけて業務も遂行しているはずだ。自分がわからない問題は人に投げ、解決できない問題は「出来ない」と断る。そして、自分が解けない問題は解決の方法を考えずに調べようとする。

こんなバカな話はない。どのような仕事でも出来る人間は「問題を解決する人間」である。例えばスーパーの店長でも、「赤字であれば黒字に変える」、「仕入先がなくなれば仕入先を探す」という問題解決が必要になる。その問題解決が出来るかという問題だ。

例え2倍という答えが出なくても、1.99倍でも近似値であっても、数学的には間違いだが仕事上では結果が近似値であれば問題ないこともある。とにかく目の前の問題を考え、解決することが重要なのだ。

なにもこの問題は「円周角は中心角の1/2の角度」と言うことを覚えていなければ解けないわけではない。

例えば私はこのように考えた。これが証明としてあっているのかどうかはわからない。だが2倍であることは答えとして出た。

これは式の途中経過を省略しているが、例えば三角形ABOと三角形ACOが二等辺三角形であることから、∠O以外の2つの角が同一であることも以下のように説明できる。もちろん三角形ABOと三角形ACOが二等辺三角形であることも、辺AOと辺BOと辺COが半径であることから考えられることだ。

このように、どのような問題でも今ある知識で解決できる方法を考えることが出来るかどうかが問題だ。「覚えていない」と一蹴してしまっては何も解決できない。

例えば説明の中で180としているのは三角形の内角の和だが、この180度を覚えていなくても四角形を360度と覚えていれば解決できるし、そもそも直角が90度ということを覚えていれば四角形の内角の和はわかる。直角が90度や直線が180度、円が360度と言うことすら覚えていなくても、仮に円を300度と考えても問題は解くことが出来る。

元々の問題も角度を計算するのではなく、比を計算するのが問題だ。具体的な数字など関係がない。

どんな問題も自分の知識を総動員して小さなことに分解すれば少しづつ問題は解けていく。それが出来るかどうか、それをしようとするかというのが問題なのだ。

とにかくに何事も言い訳を並べてやろうとしないことが最もバカであることがわかった。

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