一日三冊本を読め
以前から何度も何度も「本を読め」と書いてきた。ここまで書いて本を読んでいない方は諦めたほうがいいかと思うが、今までに具体的な「読む冊数」には触れてこなかった。
以前に「本は1日10冊読め」を書いたが、まぁそれは少し大袈裟だったかもしれない。だが本心はそうなる。一日十冊程度読めれば理想だろう。1日十冊読めば1ヶ月で300冊。年に数冊しか本を読まない人間の一生分以上の知識を1ヶ月で得ることが出来る。これでそれらの人間とどれほど差が付くかわ簡単にわかるだろう。
そして私が思うのはサラリーマンは一日三冊は本を読むことが出来るということだ。この冊数は決して大袈裟でも無理があるわけでもない。「最低」でも三冊だ。私もサラリーマンであった頃はこの冊数は実践できていたので、私よりも暇そうな一般的なサラリーマンであればやはり10冊程度は可能なる。
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もちろんこの三冊とは文庫や新書などのことで、500ページ近いような書籍であればそれ一冊が1日の最低量となる。
だが私が言いたいのは、そのような実用書とは別に一日三冊は読めということだ。一日三冊本を読み、自分に必要な書籍はまた別に読んでほしい。
後に書くが、そもそも技術書などは電車の中でライトに読むようなものではない。オライリーでも読み物系の書籍であれば読めないこともないが、大きさ的にも電車の中で読むのは辛いだろう。だからこそこの三冊は新書や文庫など、自分に直接的に役立てようとするものではなく、読書のために読む本としてほしい。
一日三冊と聞いて「読めるわけがないだろ」と思う方が居たとすればもう諦めたほうがいい。そういった方は読書には向かない。読みもせず、試しもせず、努力もせず勝手に思い込みで自分が都合がいいように文句を言っているだけだろう。
もしここから先も読むのであれば、なぜそう思ったのか、実際に試行錯誤して試した結果でないのになぜそう思ってしまったのかということを考えてから読み進めてほしい。そして、試行錯誤して試したが無理だったという方は、なぜそこで諦めてしまったのかも考えてほしい。諦めてしまったということは結局の所、最初からやらないのと代わりはない。やらない理由を具体的に作ってしまっただけだ。
ここまで読んだ方は読書に興味のある方だろう。読書をしたい、変わりたいと思っているのであれば、是非とも一日三冊本を読み、ここまで読まなかった方とは違う、まともな人になってほしい。
まず、一日三冊読むとすれば月に90冊だ。文庫や新書であれば一冊700円ほどなので、月に63,000円が書籍代になる。私もだいたい月の書籍代が5万円から10万円ほどであった。読書をしていない人間からすれば馬鹿高い価格に思われるかもしれない。だが、その本を読み、その知識を活かして働けば、軽くその価格以上の給与アップがされる仕事ぶりになるかと思う。実際に私もその働きをしてきたからこそその給与を貰っていた。
だが明日から一日三冊読もうと思っても現在はその予算がないかもしれない。借金をしてでもその費用を捻出する価値はあるかと思うが、今まで読書をしていなかった人は幸せなことに過去に出版された本は中古として多く販売されている。1年も経つと中古では読む本が少なくなるので新しい本を純に買っていくことになるが、予算がなければ最初は中古から読み始めることも出来る。
BOOKOFFなどの大型古本チェーンには100円コーナーがある。そこには文庫や新書が数千種類も並んでいる。その書棚からあ行から順番に180冊を買えばいい。一冊100円なら、180冊買っても18,000円だ。こんなすごいことはない。
18,000円も無いというような人間は居ないかと思うが、クレジットカードでリボでも分割でも借金でもして買えばいい。ここで重要なのはとにかく2ヶ月分程度は買っておくことだ。10冊程度しか購入しなければ2日後にはまた書店に行く必要が出てきて効率が悪い上に、自分の身銭を大きく使うことで決心も付く。
そして毎朝五冊の書籍を鞄に入れる。前の日に三冊しか読まなければ読んだ本を抜いて三冊補充する。一日三冊が最低ラインなので、それ以上に読むことも考えて最低でも五冊は入れておく。
そして電車通勤の方なら朝はラッシュ前の電車に乗る。都会でも30分から1時間前に家を出ればラッシュをずらすことが出来る。そうすれば本を開けないような圧迫されたストレスのかかる通勤から開放され、ゆっくり本を読める姿勢で通勤が出来るようになる。
文庫や新書は大体30分から60分程度で一冊が読み終わるので、平均的なサラリーマンであれば通勤中に一冊読むことが出来るだろう。
そして、ラッシュ前に早く出ているので、会社の出勤までに少し時間がある。早く会社に入ることが出来るのであれば会社でもいいが、他の社員がいるようであれば邪魔されるかもしれないのでマクドナルドや喫茶店に入る。100円や200円でコーヒーを飲みながら本を読める。お金を掛けたくなければ駅のホームの椅子などに座って読むことも出来る。どちらもラッシュ前なので人が少なく迷惑になることはない。
電車通勤でない人は、近所のファーストフードや喫茶店に1時間ほどいればいい。朝はこのように本を読んでいる人が多いことに気がつけるだろう。これはこの行動をしている人たちだ。
次に昼だ。昼ごはんを食べに出ている方が多いかもしれないが、昼ごはんなど食べなくてもいい。昼ごはんを食べなければ集中できないというのも言い訳で、単に食べることが習慣となっているために違和感を感じるだけだ。慣れれば食べなくてもいいし、どうしても食べたいならパンやおにぎりを少しだけ食べれば十分だ。多量に食べれば眠たくなり、本を読むことや仕事にも集中できなくなる。
その少量のお昼ごはんであれば数分もかからずに食べることができるので、その後の時間は本を読めばいい。これも一時間ほどあるので一冊は読めるだろう。
そしてご想像通りに帰りの電車の中でもう一冊だ。少し余っても家に帰ってからでも読めば一冊読み終えることが出来るだろう。
これで最低でも一日三冊読むことが出来る。ライトな本が混じっていれば朝や昼に二冊づつ読めるのでここまでで5冊は読むことが出来る。そうなれば鞄に入れる本も8冊ほどにすれば良い。
これは無理があることでも、出来ないことでもない。やってみればわかるが簡単に実践可能なことだ。この簡単なことを思いつきもせず、試しもせずにあなたは拒んできただけだ。
昼休みがない場合でも二冊は読めるし、その分家に帰ってから読むことも、更に早く家を出ることも出来る。喫茶店チェーンは大体朝7時ころから開いているので、7時に会社の近くに着くようにすれば9時出社なら2時間程度本を読むことが出来る。
本を読む時間がないというのは嘘で、本を読みたくないからそう言い訳しているだけか、読みたくないから時間を作っていないだけだ。
日本で一番利益を上げているトヨタの社長ですら大量の本を読んでいるし、元GoogleJapanの社長も大量に本を読んでいる。あなたはその人たちよりも忙しく時間がないと思っているのだろうか。
本は時間がある時に読むものではなく、時間を作って読むものだという考えがない人が多い。
確かに下っ端で忙しくしている人もいるかもしれないが、それはあなたが非効率や頭が悪いからそうなっているのだ。本を読みそれらを改善することが出来ればきっとその忙しさからも開放されるだろう。
とにかく明日180冊の本を書いに行きなさい。そうして環境から作らなければきっとあなたは今後も行動しないだろう。
そして鞄に五冊の本を入れておくことで、ずっと同じ本を入れておくことの恥ずかしさなどにも追い込ま出て本を読むようになるだろう。
本を読むことはまず習慣にすることが大事になる。
一日三冊読むことが最初は出来ないかもしれない。だが毎日意識して本を開くことでそれが習慣になる。そしてそれが習慣になることで読書方法がわかり、早く読むことが出来るようになる。
きっとその180冊を読み終える頃にはあなたはあなたの変化に気づいているはずだ。
読書を習慣にしてみてから読書を批判することがあれば仕方がないことだ。だがそれをしないで読書を批判する人間はおかしい。
まぁ読書をする人間が読書を批判しているのを見たことはないが。
本は一日三冊読め。