ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

3.5 2.5 1.8インチのHDDの分解写真

引越し準備の為にいらないものを処分しているわけですけれども、1年以上使わなかったPCパーツを全て捨てた。それに合わせてデータをバックアップして保存しておいたHDDや、PC購入時に装着されていて使われずに交換されたHDDを処分することにした。

普段からも不要なHDDは捨てているのだが、まとめて捨てるとなると色々なサイズのHDDがあったので比較として写真に撮影することにした。今回の撮影対象は3.5inch、2.5inch、1.8inchの三種類。1.8inchは日立式。


HDDの蓋を一度開けると、ホコリが侵入し使えなくなる可能性があるので自分で開ける場合は自己責任でお願いします。


HDDの蓋を開けるのは簡単で、トルクスレンチ(トルクスドライバ)さえあれば簡単に開けることが出来る。下の写真のように見える箇所以外にもネジが隠されているので、シールをはがして確認するひつようがある。
例外として日立の1.8インチHDDにのに3ウイング型(Y型)ネジも1本使われており、1.8インチHDDの分解には3ウイング式のドライバも必要になった。かなり小さなネジなので力さえ入れれば千切れるかもしれない。

HDDの写真集

蓋を開ける前のHDDの集合写真

f:id:mon0:20131211134355j:plain

蓋を開けた後のHDDの集合写真

f:id:mon0:20131211134441j:plain

蓋を開けた後の3.5インチHDDの写真

f:id:mon0:20131211134512j:plain

蓋を開けた後の2.5インチHDDの写真

f:id:mon0:20131211134600j:plain

蓋を開けた後の1.8インチHDDの写真

f:id:mon0:20131211134613j:plain

蓋を開けた後のHDDのサイズ比較写真

f:id:mon0:20131211134907j:plain


今まで気にしたこともなかったが、3.5インチHDDは接続端子の反対側にディスクがあるが、2.5インチHDDは接続端子側にディスクがある。1.8インチはもちろん並行。こういうことは同時に分解して並べないと気づかないものだったので、今回この記事を書いてよかったと思う。

サイズは違えどどのHDDも構造は同じ。撮影してみた後に、マイクロドライブも比較すればよかったと後悔中。

HDDの処分方法

ちなみに私のHDDの処分方法は以下のようなもの。

  1. HDDにランダムな値を書き込む(1回)。アクセス不能のHDDの場合はこれをスキップ。
  2. HDDの蓋を開けて中性洗剤入りの水に暫く浸けておく。
  3. シークバーの先のアクセスヘッドを折る。
  4. ディスクを引っ掻く(複数枚のディスクでも一番上のもののみ)。2.5インチ、1.8インチではやらないほうがいい。
  5. 接着剤を全体にかける

通常はランダムな値を書き込むだけで捨てる方も多い方思うが、物理的に再利用されないためにも壊しておくのがこの方法。その為にランダム書き込みを一度としている。

蓋を開ければホコリが入るので基本的には他の手順は不要になるが、水に浸すことで基盤の内部に水が侵入して基盤の再利用を防ぐことが出来るのと、アクセスヘッドを折ることで蓋を閉めて乾かして再利用されることを防ぐ。そしてディスクに傷を浸け、アクセスヘッドを交換しても傷に引っ掛り再利用できないようにし、接着剤を全体的にかけて全体を利用不能にする。

個人のデータであればココまでする必要がないが、業務データを扱っていた時の名残でこの処分方法を繰り返している。もともとは中古PC屋で働いていた時にゴミ箱を漁られてHDDが転売されないようにすることの対処としてこれを行なっていた。

上にも書いたが、2.5インチや1.8インチのHDDでは手順中の「ディスクへの引っかき傷」は付けないほうがいい。付けないほうがいいというか、ガラスディスクの場合は引っかき傷をつけることができない。傷をつけようとすると粉々にガラスが割れ、蒸着されている磁気が空に舞って大変な騒ぎになる。最近の3.5インチHDDにはガラスディスクは無いかと思うが、ガラスっぽく感じたら傷をつける手順は省いたが方いい。その為に接着剤を流し込む項目を足している。

中古PC屋時代に、上司に目の前でガラスディスクを粉砕された記憶は現在も恐怖として体に染み付いている。


今回のこの作業でHDDを20枚近く処分したのだがこの手順を20枚行うのは結構大変。日々の掃除が大事大事。

VESSEL トルクスドライバーセット No.TX-10

VESSEL トルクスドライバーセット No.TX-10

エンジニア 特殊ネジ用ドライバー DTY-03

エンジニア 特殊ネジ用ドライバー DTY-03