ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

北星鉛筆 大人の鉛筆 芯削り器 OTP-150SP

私は鉛筆が好きなのだが、鉛筆を削ると軸が無駄になり、更に軸が短くなっていくことがどうも好きではない。捨てるタイミングも非常に難しい。

鉛筆は他の筆記具にないほど軽く、ユニは書き心地も非常に良いのだがその勿体なさから主に芯ホルダーを使っている。心が同じかどうかはわからないのだが、三菱のユニホルダーにユニの芯を入れて使っている。

私は鉛筆を削ることは芯を研ぐことではなく専ら軸を剥く為にあるので、芯ホルダーは殆ど芯研器を使わない。だが、たまに細かい字を書くときなどに削りたい時があるので芯研器をひとつ持っている。

その芯研器がサンスターのシャーピッツのもの。今まで数年ほど不自由なく使っていたが、サイズが小さめのため、筆箱でどこに行ったかわからなくなることが多く、更にはそのサイズからか削りカスを捨てる際に少々不便だと思うことがあった。


f:id:mon0:20140825022607j:plain

そんな中、ヨドバシカメラ梅田店でとある文房具を探していたところに画像の物を見つけた。北星鉛筆と言うメーカに大人の鉛筆と言う芯ホルダーがあり、そのシリーズの芯研器のようだ。

確実に容量いっぱいまで削りカスを貯めることはないが、サイズが非常に理想的なサイズであり、更には150円という価格の安さから購入してみた。カッターの部分は黒いキャップで隠されているために構造がわからなかったのだが、サンスターのシャーピッツのようなものかと想像していた。

だが、全く違っていた。


f:id:mon0:20140825022743j:plain

蓋を開けると画像のような構造になっており、シャーピッツにあるような鉛筆削りのように刃を当てて削るようなものではなかった。シャーピッツが「刃で芯を削り研ぐ」と言うようなイメージであれば、大人の鉛筆の芯削り器は「金属に擦りつけてこそぎ落とす」と言うようなイメージになる。

試しに使ってみた所では刃が無い分何度も回転させなければならないが、研げないことはない。シャーピッツが刺さるくらいに鋭利に研ぎ上がるものの、大人の鉛筆はそこまで鋭利には仕上がらない。鋭利になるのを好まない方にはいいかもしれない。


f:id:mon0:20140825022704j:plain

また、シャーピッツのものは画像の様に蓋があり、蓋を開けた状態でも削りカスが零れないようになっているのだが、大人の鉛筆は画像の通りに蓋を開けた状態でカスがこぼれ落ちるのを拒まない仕様となっている。

これはシャーピッツは刃を使う分大きなカスが発生するが、大人の鉛筆は刃を使わないので細かなカスしか出ないためにこぼれ落ちるまでに行かないのかもしれない。まだそこまで使い込んではいない。また、掃除がしづらいということも少々考えられる。


150円というのは非常に安く感じたが、構造から見るには値段相応のものだと感じた。アマゾンを見ると定価は700円もするようだが少々ぼった食ってる間がある。シャーピッツはアマゾンでは見つからなかったので定価は不明。

ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー 780 C

ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー 780 C