ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

新版医療情報 医療情報システム編 日本医療情報学会医療情報技師育成部会(編さん)

本書は病院内のコンピュータシステムについて解説された書籍になる。医学医療とは違いあまり一般的な内容では無いが、本書の内容を理解していると医学医療と同じく自分が病院に通った際に役に立つ内容となる。看護師がコンピュータを使って何か作業をしていると、その都度にそれが何の作業をしているのかわかる。

新版医療情報 医療情報システム編

新版医療情報 医療情報システム編


医療情報技師の勉強をする場合は、本書は情報処理技術の後、医学・医療のあとに読むことをオススメする。理由としては、医療情報システムとなるゆえに情報処理技術の知識が前提となっており、さらには医学医療の内容を電子化するシステムであるゆえに医学医療の知識が前提となる。それ故にそれらより後に勉強しなければ内容が理解できない箇所が多い。

例えば地域医療をネットワークで結ぶ際にはVPNを使うが、そのVPNは情報処理技術の内容になるし、CTやMRIの画像を電子化する際にはDICOMを使うが、そのDICOMを扱う検査方法は全て医学医療の内容になる。


本書の内容も難しい内容はなく、少々暗記が必要な箇所(略語)はあるが大半は読めばすんなり理解でき覚えられる内容となっている。情報処理技術の感想にも書いたが、本資格は非常に簡単な内容となるために気構えて勉強する必要はない。書籍として読み進めれば十分に理解できる内容となっている。

それ程にテキストとしてもわかりやすいく勉強しやすい資格となっている。