ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

情報は「整理」しないで捨てなさい 奥野 宣之(著)

ここまでで著者の本を4冊連続で読んだ。それぞれの本にはツッコミどころが満載で楽しく読むことが出来たが、本書を読んでやっと気がついたことがある。

この著者は「自分の言いたいことが表現できない」か、もしくは「自分の伝えたいことがない」のではないだろうか。

だからこれまでの書籍の感想にも書いたようにタイトルと全く関係のない本や、それまでの書籍を真っ向否定するような書籍を書くことが出来るのだ。

そうでもなければ本書のようにここまで平然とタイトルと関係ないことを書くことは出来ないだろう。

情報は「整理」しないで捨てなさい

情報は「整理」しないで捨てなさい


本書の大半も「情報を捨てる」とは無関係だ。整理しないで捨てるということだが、その整理をしてはなぜいけないのかも書かれていない。

そもそもノートにメモをしていき、その索引をPCに作ること自体が整理だ。冒頭にノートを段ボール箱にしまうことを「ノートを捨てることと同義」だと書いているが、これも一冊目の著書とは矛盾している。

この4冊を読んでみた結果、結局の所は著者が何をいいたのかわからないというのが大きな感想になる。


結局一冊のノートにまとめるのか、読書ノートは別に分けるのか、新書がいいのか、情報はメモするのかしないのか、そのノートはどう処理すればいいのかが全くわからない。

そのようなことを結局は自分で判断しなければならないということを気が付かせてくれる書籍としては良いものかと思う。だがこの私のように寛容性が無い人間はこれをイライラしてしまうかもしれない。


結局、私のこのブログのように何が言いたいのかわからないというのがこの著者の書籍の感想だ。