ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た 村上 宣寛(著)

巷では「血液型占い」や「血液型による性格診断」なるものが多くの人に信じられているようだ。あまり仲のよく無い人との飲み会では恒例の時間つぶしネタともなっているだろう。

話したくもない相手と一緒に居なければいいとは思うがその話は置いておく。その血液型による性格への影響は当の昔に統計的にも科学的にも全く否定されている。全く根拠のないことだ。

こんな事は論文を読めばすぐにわかることだが、悲しいかな世間にはバカがいる。そんなバカは論文を読むところが自分から調べようともしないのであろう。その結果同じ誤りを繰り返す。私がこのように「根拠が全くない」と伝えても、「みんな言っている」、「みんな当てはまっている」と社会的証明の名のもとに認めようとしない。バカは放っておくべきかもしれない。

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た


本書は科学的ではなく、統計学的な内容からこの血液型診断やロールシャッハテストを否定し、過去の実験や論文を解説し、それらの心理学が全て誤り(ウソ)であることを解説している。

内容は少し専門家向けのような言葉や説明の選び方になっているが、辛抱強く読めば理解できるであろう。私は辛坊たまらず途中で読むのをやめてしまったが、それまでの内容は面白く読むことが出来た。

多くの心理テストは偏見や営利目的なものが多いため基本的に心理テストは信じる必要はない。どのように診察されてもそれを信じる根拠はないのだ。

そして、その心理テストを使っている医者自身もこのことを理解していない。「このテストで診察できる」と学校で習ってきたからそのテストを行っているだけなのだ。そのテストについての知識もないし、理解もしていない。知っているのはテストを出す方法と採点方法だけだ。

心理学とは実際としてこのような物なのだ。


もしあなたが心理テストでどのような気に入らない結果になったとしてもそれを真に受ける必要はない。誤診である可能性が非常に高いし、そもそもその心理テスト自体が誤りである可能性も非常に高い。

全ての心理テストが全くの誤りというわけではないが、このように実際に使われていた心理テストも否定されているものが多くある。現在日本で使われているものもアメリカでは既に否定されているのだ。それほどに心理学は入れ替わりが激しい。


私もADHDと診察されて喜んでいるが、その記事に書いてあるように既にアメリカでADHD診断が否定されている。ADHDの生みの親が「ウソ」であることを暴露している。全ては薬剤メーカの営利活動の一環として診察されているのだ。

心理学とはこんなものだ。そもそも内科医の誤診率も30%近いものとなっている。医者とはこんなものであるし、医者のベースになっている医療技術も発展途上のものなのだ。

あなたは何も気にする必要はない。

IQってホントは何なんだ?

IQってホントは何なんだ?

野宿大全―究極のアウトドアへの招待

野宿大全―究極のアウトドアへの招待