ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

自営業を初めて見て再認識したこと

いやぁ、3月1日から自営業を始めようとして結局は始められていないわけです。そして本日からこそ始めようとしています。エイプリルフールではなくてマジです。

そして、自営業を始める前から認識していたものの、自営業を始めてから再認識したことがあるのでメモしておきます。

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」 (アスカビジネス)

全ての時間に経費がかかる

今現在このブログを書いている時間も、ブログを書くために調べ物をしている時間も、コーヒーを入れている時間も、風呂に入ってる時間も、自営業となれば全て経費がかかっています。自営業になると決められた就業時間はなく、「今日は休み」と決めた日ならまだしも、それ以外の日には1日24時間、一挙手一投足の全てが仕事をする時間です。

そして、その仕事をする時間内の全ての行動には経費がかかり、実質的に利益に貢献できていない時間は全て赤字です。今この時間も赤字です。このブログ記事がヒットし、アクセスが増え、そのアクセスからの広告収入が入らなければ赤字なのです。

新しいプログラミング言語を勉強している時間も、事務所を探している時間も、全ての時間が経費なのです。

仕事を取ることの難しさ

会社にいれば、寝ていても、ブログを書いていても、事務のお姉ちゃんのパンツを覗きこんでいても、それらに全て給与は発生します。そして、それらの間にも仕事は次から次へと舞い込んできます。

ですが、自営業たるもの待っていても仕事は来ません。自分から能動的に仕事を取りに行かなければなりません。そして、その仕事が取れるかどうかも自分の能力次第です。仕事を探し、仕事を取り、仕事をし、納品し、サポートするのも全て自分です。納品のためのCD-Rを買いに行のも、送り状を書くのも、ポストに入れに行くのも全て自分です。そしてそれら全てに経費がかかっています。

そして何より、その仕事を取ることの難しさというものがあります。会社には「独立したい」と嘆いている人がおり、「俺はこれだけ仕事を取ってきている」と自慢していますがそれらは全て会社の看板のおかげです。会社に資産があるため損害賠償を請求する対象があり、過去の実績からある程度安心でき、会社に様々なスタッフがいるため安心して仕事を依頼されているのです。

私一人になると資産もなければ過去の実績もなく、他に有能なスタッフは居ません。会社の看板を失えば「○○会社の加藤」ではなく「加藤」と認識が移動するのです。それまでにパーティーやカンファレンスに招待されていたとしても、個人になってからは招待されることはありません。理由は単純で相手方にメリットがないからです。

今までは「○○会社とつきあいが必要」というメリットがあり招待されていただけなのです。私個人と付き合うことのメリットはありません。特に、私のように会社を解雇された人間からすれば、元の会社とのコネクションを持つことも出来ません。

裸一貫、全く何もないところから仕事を探していかなければならないのです。

全ての手続きを自分でする

会社に所属していれば給与計算や健康保険、年金の手続き、年末調整などの全ての手続きを会社(のスタッフが業務として)が行ってくれますが、個人になればそれら全てを自分でしなければなりません。しつこいようですが、これにも経費はかかります。

なにより自分で行う知識がなければ税理士や社会保険労務士と契約して行わなければなりません。

どんどんと歳を食っていく

自営業をやってみると考えたものの、うまくいくかいかないかもわからないまま月日は流れていきます。ギリギリ生活出来るだけの利益を出して生活していてもそれを一生続けていくわけには行きません。そして何より続けることが出来るかもわかりません。

このような状態のままもし3年の月日が流れると私は30歳を超えています。5年の月日が流れると35歳も目前です。チャレンジするのはいいですが、そのチャレンジがうまくいかず途中でやめることになれば、相当な知識がない限りその次の就職がドンドンと難しくなります。

自営業は引き際が肝心と言いますが、それは自分のためなのです。


まだまだ書きたいことはあるが、とにかく再認識できたことがこのようなことです。


このブログ記事の赤字を少なくするためにここまでにしておきます。どうか黒字になりますように。


個人事業の始め方完璧マニュアル

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フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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