アホで間抜けな専門学生(卒業生)からのご意見に付きまして
いやぁ、来たね。キタキタ。「地方の専門学校とか大学の情報科とか行く意味はない むしろ邪魔」の記事に手厳しいアホさのコメントを頂いたのでいくつか答えておく。
本来であれば匿名のコメントは無視するのだが、面白かったので特別にお返事してあげる。
お返事と行っても一つづつ書くのは手間なので全てをまとめて文章にした。
- 作者: クリス岡崎
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
いくつかコメントを頂いたのだが本当に面白い。いやぁ、手放しで面白いですよ。あなた方はそんなバカだからこそ専門学校に行くのだと思いましたよ。
まず、前提知識として間違っている点を上げると、専門学校は専修学校専門課程のことで、「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」を目的とする学校だ。そして、このような建前はあるものの実質的にはほぼ例外なく「就職する知識を取得する学校」、いや、「就職させるための学校」だ。
そのために専門学校は大学のように知識レベルの高さを売りにするのではなく、就職率を売りにする。最近の大学のレベルが下がってきているのも、大学が就職率をうたった専門学校化(就職するための知識を教える機関)してきているからだ。
これを理解していないからこそ完全に論点を見誤り、また、このことを理解していないにも関わらず専門学校に行っているからアホなのだ。
専門学校は「専門的な知識を与える場所」ではなく、「特定の職業向けの知識を付けさせる場所」だ。
あなたが通っている専門学校の資本率や出資企業を見てもらえばわかると思うが、特定の企業が付いていることが多くある。例えば最近ではゲームプログラマ向けの専門学校などその見本的なものだ。ゲームメーカや開発メーカが出資し、授業で自社で扱っている技術を教えさせる。そして、その卒業生の中から優秀なものをピックアップして雇用するという仕組みだ。
残されたものは、その開発メーカ向けの教育を受けさせられているために他社に就職しづらい。だからこそ先に書いたように全く関係のない業種にもドンドンと就職させられる。就職率という専門学校の売り文句を維持するために。
そもそも、「就職率100%」と掲げている学校ほど信頼が置けないものはない。
基本的に専門学校などは入学試験が無いに等しく、金さえ払えば定員までは入れるのが基本だ。そんな奴らはトップとボトムの成績なんて本当に雲泥の差。就職率が100%ということは、そんなバカすらどこかに無理やり就職させられているということだ。そんなやつがプログラマとして働けていると思うだろうか?
特に医療系が多いと感じるが、「起業と太いパイプで結ばれているため高い就職率」という言葉を掲げているところがあるが、そんなものは企業との癒着以外の何物でもない。ニュースに出る癒着や天下りに文句を行っているにも関わらず、自分がその恩恵に授かろうとするなどアホだ。
そして、これらの癒着やメーカの出資は都会の専門学校は受けられるものの、地方の専門学校は相手にされない。出資されたとしても会社同士の付き合いや、地方企業との連携レベルだ。
それ故に地方の専門学校は大企業が採用しているような最新の技術やシステムを使うことが出来ず、未だに堂々と10年前のシステムを使ったりしている。そして、もちろん講師もその技術レベルに合わさったレベルなので授業レベルも自ずと低くなる。
しつこいようだが、この私が、この専門学校批判家の私が3つの専門学校から雇用の声をかけていただき、それを断ってもバイト講師として情報処理を教えたのはそのためだ。私をバイトに雇って授業しなければならないほどに日頃の授業のレベルが低いのだ。
「専門学校に行きながら勉強すれば実践的な技術も身につけられる」と言ってくださったアホの方もいるが、だからこそそれを金の無駄だと言っているのだ。地方の専門学校の相場は1年100万円前後になるかと思うが、2年で200万円だ。その額を支払ったとしても、半年個人で勉強した人間の知識とも雲泥の差が出る。
「日商簿記2級 3週間で合格するための勉強法」でも書いた
基本的に高校3年間の勉強は、個人で勉強するのであれば3週間ほどの期間で習得できる内容になる。これは私の経験からの学習期間だが、高校の勉強というのはそれ程にゆっくりとしたペースという事である。
が実際だ。学校は遅い生徒のペースに合わせ、かつ細切れに授業を行うため高校で学ぶ一教科の勉強など、個人であれば3週間もあれば余裕で勉強できる。1日8時間もきっちり勉強するわけではなく、1日1時間や2時間の勉強で3週間だ。
これと同じで、専門学校2年間の勉強など半年間もあれば余裕で習得できる。1日4時間勉強に当てるなら3ヶ月だ。そして、200万の授業料を払う資金があるのであれば、その勉強の期間にも潤沢に参考書を購入でき、サーバなども実践的なものをドンドンと使っていける。
専門学校で授業をしていた時、「CODE COMPLETE」を読めと言ったが、2冊で1万3000円の本など手が出ないと抜かしていたアホが多数居た。
1ヶ月に10万円もしょうもない授業に金を出しているのに、役に立つ書籍にその1/10も出せないらしい。
コードコンプリートを読めば、専門学校1年分、いや、専門学校を卒業するよりも大事な知識が付くというのに、その大事な知識を付けないまま卒業してしまう。
あなたの専門学校の教科書はどんなものだろう。Adobeの入門書や、プログラミングの入門書程度ではないだろうか。そんなもの、自分でやれば一週間で終わる。たった10冊やそこらを1年かけて習得するのだ。一人で読めばゆっくりやっても3ヶ月もかからない。これが事実だ。
そして、専門学校に行きながらでなければ勉強できない奴は、結局自分で勉強できずプログラマとして働くことは難しい。就職すれば人に教えてもらうのではなく、自分で勉強していかなければならない。新しい分野でも自分で勉強するしか無いのだ。
逆に、専門学校に通いながら自分でも勉強するのであれば、専門学校にいかず自分で勉強すればいい。例えば22歳で専門学校に入れば卒業は24歳だ。それよりも、22歳でプログラマになろうと思えば3ヶ月必死で勉強してとにかくどこかに入ればいい。そこで半年でも働けば専門学校の知識等バカに出来るほどの知識が付き、24歳の頃には専門学校で授業が出来る程度のレベルにはなっている。
同じ知識の人間であれば若い方を取るのは必然だ。
「就職できないから専門学校に行った」。こんな人間が専門学校に行ったところで就職できるわけがない。なぜ就職できないのか?それはあなたに知識がないからだ。こんなブログにコメントしている暇があれば勉強しろ。
何度も言うが世間は就職難などではない。就職先はいくらでもあり、とくにプログラマなど常に人材不足だ。そこに就職できないのは単にあなたがアホだからだ。
それだけだ。
確かに専門学校に行けば学校が必死に就職先を探してくれる。あなたに知識を与えるよりも、あなたの就職先を探すことの方を熱心にしてくれる。何度も言うが、専門学校とは就職率が命なのだ。そう考えると就職したいがために専門学校に行くのはありかもしれない。知識など必要なく、単に就職したいだけならば。
だが、200万と2年の月日と人生を無駄にするのであれば、その200万を小さい会社に投資して自分もそこに就職したほうがマシだ。そうすれば就職も出来る上に自分の能力次第でどうにでもできる。会社がうまくいかなければ、結局あなたの知識はそこまでであったと確認も出来るだろう。
専門学校に行きながらバイトしている奴など目も当てられない。レベルの低い学習をするために勉強できる時間を犠牲にして授業料を稼いでいるのだ。それなら奨学金でも借りて2年間勉強に集中したほうがいい。そうすれば少しでもマシな知識が付くだろう。そして、自分の借金とすることで勉強にも身が入るだろう。
いやぁ、面白かった。
どしどしコメントをお待ちしております。
- 作者: 専門・各種学校研究会
- 出版社/メーカー: 一ツ橋書店
- 発売日: 2014/01/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: クリス岡崎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
上沼恵美子のおしゃべりクッキング 2014年5月号 [雑誌]
- 作者: 辻調理専門学校
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2014/04/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ヤリチン専門学校 ?ゼロ年代のモテ技術? (アフタヌーン新書)
- 作者: 尾谷幸憲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る