ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

ヴェニスの商人 まんがで読破

1ポンドの肉をとる事は許されるが、1滴の血を出すことも許されない。

この内容は聞いた事があったが、内容をちゃんと読んだ事がなかったので読もうと思ったら、こちらもまんがで読破シリーズで購入していたので読んだ。

内容から学ぶべき事は、法律には抜け穴がある。走れメロスばりに人を信用してはいけない。手許にない財産を担保にしてはいけない。だろうか。

ヴェニスの商人 ─まんがで読破─

ヴェニスの商人 ─まんがで読破─



まぁ結局、読んでみたが、教訓がわからなかった。

面白く読めたものの、物語もよくわかない。当時の時代背景からかユダヤ人を少し差別している内容にもなる。
そのユダヤ人が言っている事が素晴らしいと思えたのが本書の感想になるだろうか。

確かに当時は奴隷を購入しているのであるから、自分の肉を担保に入れたのであれば、それを許容せざるを得ないだろう。何故なら、人間丸々を金銭で購入しているのに、その一部は金銭で購入できないとはよくわからない発想だ。
自分で担保にしたのだから、それは人道的に困るというのは理屈が全く通じない。

まんがで読破では内容が良くわからなかったので、原書でもそのうち読んでみよう。

ヴェニスの商人 (新潮文庫)

ヴェニスの商人 (新潮文庫)

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)