Sphinxをはじめよう 清水川貴之、小宮健、山田剛、若山史郎(著)
Sphinxは以前から利用していたが、検索しつつ必要な情報のみ手に入れていたため系統的な文章を読みたいと思い購入。Sphinxはこれだけ利用されているのに書籍がこれ以外にはないのが驚き。本書を読んで気づいたのは、Sphinxについて書くことは殆ど無いという事実。それほどシンプルな実装になる。
本書はSphinxのマニュアルを読んだ方や、私のようにしばらく使った人間には不要になるかと思う。タイトルの通り「Sphinxをはじめよう」と、今までにSphinxを使ったことのなかったユーザのために書かれている。
だが私は読んでよかったと思っている。この内容で1680円は非常に高価に思われるが、Sphinxを始めようと思っている人には、epubであろうと書籍があることが導入のきっかけになるかと思う。
- 作者: ビープラウド
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/03/26
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 765回
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先に書いている通り、私は1年ほどSphinxをちょこちょこと利用していた。マニュアルは読まずにサンプルを見て使っていたが、Sphinxの「基本」がわかっていないと思い、そういった内容を手に入れたいと本書を購入した。epub書籍は初めて購入したので非常に戸惑ったが、それは別記事にすることにする。
本書の目次は以下になる。
はじめに
1章 Sphinxとは
2章 Sphinxのインストール
3章 HTMLに変換してみよう
4章 PDFに変換してみよう
5章 EPUBに変換してみよう
本書の購入は出版当初から考えていたため目次を読まずに購入したが、内容は目次の通りになる。それ以外の記載はない。「Sphinxを触ったことのない人」向けにSphixのインストール方法と、Sphinxの文法の説明がされており、それぞれをHTML、PDF、EPUBに変換する方法が書かれている。基本的にそれ以外の記載はない。
なので、「一度使ってみたことのある人」程度なら本書を読む価値があるかもしれないが、「何度か使ったことのある人」には不要になるかと思う。
だが、だが本書は「Sphinx」を普及させる為の約には立つと感じた。確かにSphinxを使っことのない人には「使い始め」のみ敷居が高いかもしれない。本書はその敷居を取り払ってくれる。
ただし如何せん価格が高い。本書の内容であれば500円くらいが妥当に思えた。これは悪い意味ではなく、本書の内容と「Sphinxを使ってもらう」と言う目的を考えた際に、それくらいの値段が妥当に思えるという話になる。1680円は購入に躊躇する人がいるかもしれない。
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