ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

「頭のいい人」は、シンプルに仕事する! 中島 孝志(著)

なぜ購入したかはわからないが本棚にあったので読んだ。そしてわかった。読まなくていい。

「頭のいい人」と言う内容には触れられていないし、「シンプルに仕事する」ということについても何も書かれていない。そもそも「シンプル」とは「単純」や「簡単」と言う意味だと理解しているが、著者はそのシンプルな方法として多種多様な仕事法を提案しており、現在の仕事に対して余計にステップを増やそうとしている。

本書に書かれている内容は「シンプルに仕事をする方法」ではなく、よく巷に煩雑に発売されている「仕事術」を全体的に広く浅く記した内容になる。


そもそも私からすれば本書に書かれていることの多数に同意することができない。朝早くに起きるという事には同意するが、著者がコンサルをしている会社には役員会議を朝8時から開かせるという事だ。

これではせっかく早く起きても仕事の時間に使われてしまうし、著者も書かれているが「一番頭が働く時間」に重要でもない毎朝の定例の会議が開かれてしまっている。これについては同意できないどころか、本書内においても矛盾していると感じる。


私が読んだのはこの程度で後半は丸っと読み飛ばしている。前半については興味深い内容にあるかと思い読んでいたが、前半に内容も何もなかったので中盤から目次のみを読むようになり、後半は斜め読みするようになった。


著者名が記憶にあったので調べてみると「“一生懸命”働くな。」で著者の書籍を別にも読んでいたようだ。当時はむりやりにでも感想を書いていたので良く書いているが、文庫化された書籍についてはいいものがあるのかも知れない。


今後この著者の本は文庫化されたもののみ読むのがいいかも知れない。

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