パイロットからヘリテイジ92が返送されてきた
「パイロット 万年筆 カスタム ヘリテイジ92を修理に出した」の記事の通りヘリテイジ92をパイロット宛てに修理に出していたのだが、本日返送されてきた。が、また問題があったので現在問合せを出している。その内容について書こうと思う。
パイロット 万年筆 カスタムヘリテイジ92 FKVH15SRSNCF スクリュー式 F(細字)
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まず、先の記事では「サポートの品質が悪いが、対応はいい」と書いたが、この修理期間の間にも同じ現象が何度もあった。まず、3月3日にパイロットの修理受付担当者から電話があり、「ペンを開けた途端にインクが飛び、保証書や添付していた納品書をインクで汚した。納品書としての役目的には問題ないと思うが一応連絡した」という内容が留守番電話に入っていた。
これはまず、修理に発送した商品を他の付属品の上で開封したことになる。そもそも万年筆はキャップを勢い良く開けたりするとインクが飛ぶことがあるが、そのことも理解していなかったのであろうか。
実際に返送されてきた内容を見ると、納品書の他にもパッケージにインクが飛んだ跡があったため、受け取った状態でそのまま開梱し、その場でペンを確認したのかと思う。
たしかに保証書や納品書、パッケージにインクが飛んだ所で万年筆の書き味に影響はないが、納品書は「客からの預かり品」であるためそれを守るための努力はしないといけない。先から「液体の侵入がある」と修理の依頼を出しているので、インクの飛びは以前から想定でき、それを確認もせずに開封するというのもおかしいと感じられる。また、「納品書の役目的には問題ないと思う」というのはパイロットが決めることではなく、顧客である私や販売元が決めることでありパイロットが話題に出す所ではない。
次に翌日の3月4日に修理の受付担当ではなく、修理担当の方から直接電話があった。「尾栓下に侵入している液体は指摘通りグリスが溢れている」ということと、「書き出しにインクがかすれるのはペン先の調整をするかどうか判断してくれ」ということであった。ペン先の調整は担当の方と話をしている中で「しない」ということにしたのだが、尾栓下に侵入しているグリスは品質上の問題になるため、分解し拭き取り、全体を洗浄して返送するということになった。
だが、その電話の中で「修理料金は基本料金で問題ない」という話があり、「修理が有料となるとは一度も聞いていない」と思い、かつ「品質上の問題と認めているのに費用がかかるのか」とは思ったが、別途見積りが来るのかと思い連絡を待つことにした。
ここまでは「品質上の問題」はあるものの、それは大量生産上仕方が無いことなので「たまたまハズレを引いた」ということで問題はない。
そしてその日のうちに修理受付担当の方からメールにて修理内容の連絡があった。その中には「修理担当から有償修理と連絡があったのは間違いで無償修理になる」と記載されており、やはりこれが「保証対応」となることは修理受付担当から修理担当に連絡が伝わっていなかったようだ。だがしかしそのメールにはさらに問題があり、修理内容として「ペンポイントの調整」が含まれていた。
先の電話で「ペンポイントの調整」はしないと確認していたはずになる。このメールは先の内容から修理担当と修理受付担当との間で連絡を取った後のメールであることは確実なのだが、「修理内容」についての話が通っていない。それか、もしかすると電話の後に「ペンポイントの調整をする」という変更になったのかも知れない。だがもしそうなら変更の連絡が届いていないことが問題になる。
なのですぐに「ペンポイントは調整しないと確認している」と返事を出すと、翌日に「再度確認すると加藤様のおっしゃるとおりでした」という返事が来た。「再度確認」というのはそもそもに確認が通っていないので誤りになるかと思う。そして、そのメールと共に発送の手配をしたと連絡があった。
そして本日に商品が返送されてきたのだが、その商品に添付されていた修理仕上がり明細書にはまた修理方法に「ペンポイントの調整」と記載されていた。パイロット社内の各担当者がどのように連絡をとり、確認をしているのかはわからないが、この対応をみると、修理受付担当、修理担当、発送担当の間で全く連絡が取れておらず噛み合っていないようにしか感じることができない。
ここまでは修理をして頂く間の流れなので問題ないかと思うのだが、返送されてきた商品(ヘリテイジ92)を確認するとさらに不具合を見つけることが出来た。
まず、尾栓下に侵入していたグリスを取り除くために分解洗浄するという話であったために分解して水洗いしているのかと思うが、返送されてきた商品はペン先やキャップ内がに水分が残っておりその水分を拭き取れるほどに洗ったままの状態になっていた。乾燥させることもなく返送してきたのかと思う。
キャップ内の水はこのとおり拭き取れば問題ないのだが、ヘリテイジ92のパッキンの後ろにも水滴がかなり侵入している。これは放おっておけば蒸発するのかも知れないが、受け取る側からすると少々心配になる。
さらに、グリスを拭き取る際にペン先にかけてグリスを拭きとったのか、パッキンより下に油脂が確認できる。何度かパッキンを上下させてもこの油脂は取れないため、これはパッキンの劣化誘発等の品質上問題がおきないか問合せを出しておいた。自分で買ったものであればサポートが悪い時点で諦めるが、これは人から貰った商品であるために出来る限りの対策はしていきたい。
問合せの回答が来たらまた記事にしようと思う。とりあえあず本日中に返事が来なければインクを入れて問題がないか確認して見ることにする。
パイロット 万年筆 カスタムヘリテイジ92 FKVH15SRSNCF スクリュー式 F(細字)
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パイロット 万年筆 カスタムヘリテイジ92 FKVH15SRSTBFM 中細字 透明ブラック
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パイロット 万年筆 カスタム ヘリテイジ912 FKVH-2MR-B-FA ブラック
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